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作品ID:868
「一緒に居れたら。」へ

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一緒に居れたら。

小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし / 連載中

前書き・紹介


君の想い。

前の話 目次 次の話



「・・・・今何話してた?」



「・・・・・・・」





私は口を固く閉じてうつむいた。なんだか今は稜哉と話したくなかった。





「おい」





眉間にしわを寄せて稜哉は聞いてきた。



「なんで怒ってんだよずっと・・・・」





私はぐっと下唇を噛んだ。







「なん・・・・で・・・・」





「え?」





私は小さく口を開いた。





「なんでわかってくんないの・・・・?」





稜哉は目を大きく見開いて「え?」という顔をした。





私は少し目を擦ると、速歩きで校舎の中へと入った。













「遅かったね」



教室に入ると、はるにそう言われた。



「見てたケド」





はるはそう言って私の机に寄りかかって腕を組んでいた。



ガヤガヤと人の声が飛び交っているなかで、私は涙目になりながらこう言った。





「・・・・・・もう」





「え?」





「もう・・・・・無理だよ・・・・」

後書き


作者:はつき
投稿日:2011/09/02 19:56
更新日:2011/09/02 19:56
『一緒に居れたら。』の著作権は、すべて作者 はつき様に属します。

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