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作品ID:875
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一緒に居れたら。

小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし / 連載中

前書き・紹介


つながり

前の話 目次



私は一人で家に帰った。



家に着くと、何だか不安になった。





はるに言われたあの一言は、いつまでも私の心の奥に突き刺さっていた。





私はケータイを取り出し、ある人に電話をかけた。





「・・・・・もしもし、今・・・・会える・・・・かな」









もう日は沈んで、街灯だけが光っていた。

夜道は暗く、なんだかいつもより車通りが少ない気もした。







「おい、奈子」



後ろから声を掛けられた。





「・・・・ごめん、翔貴、いきなり呼び出して」



「いや、いいよ別に。なんも無かったし!」





翔貴はニッと笑って私の隣を歩いた。





「どっか座ろーぜ」





「うん」







私たちは近くの公園で話すことにした。





翔貴とは付き合いが長かった。

いつも明るくて優しい友達だった。





でも一度



私と翔貴が中2だった時、私は翔貴に告白された。

私は何も言えなくて、今までそんな経験無かったのもあるし、とにかくその場を逃げてしまった。



翔貴はそんな私を、許してくれた。



自分の気持ちを押し殺して、相手の気持ちを考えていてくれる翔貴を、私は心から信頼して、尊敬していた。







「んで何??用て。」





「・・・・・あのさ」





「ん??」





何の音もない空間で、私は口を開いた。



後書き


作者:はつき
投稿日:2011/09/17 09:32
更新日:2011/09/17 09:32
『一緒に居れたら。』の著作権は、すべて作者 はつき様に属します。

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