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青春スウィートトラック

作者 TOもえ 青春スウィートトラック
作者HP
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掲載誌 コミックキューン(KADOKAWA)
単行本数 2巻(連載終了)
Wikipedia
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チャート
内容 陸上部を描く青春グラフィティ。
4コマでは文化部をテーマにしたものが多く、運動部をテーマにした作品は珍しい。
陸上をテーマにしてはいるが、競技について深堀することはなく、「陸上をする女子」を描いた作品。
特に「走ること」を描くことが多い。

作者にとって初連載&初単行本の作品。
感想 若干スロースターターな印象のある作品でした。
まあ、部活モノは「廃部の危機 or 部の創立 → メンバー集め → 本番」という流れが一般的なので、序盤に本領発揮できないのは仕方がないのですが。
キャラが馴染んできてからが本領発揮!な作品という気がします。
個人的には特に久実の覚醒がこの作品に対する印象が大きく変わったポイントでした。
ある時から急に女の子通しがイチャコラすることに興奮したり妄想したりするようになり、最初は自制しようとしていたのがどんどんエスカレートしていき・・・(自我の崩壊は速かったです)
その様子がすごく面白いです♪
その辺りからでしょうか、読者としてもりくを中心とした美南と競香の関係性をより一層意識するようになりました。
2人ともりくに懐いていて、特に美南はスキンシップが過剰なくらい。
それに張り合う競香(普段は冷静)もつい我を忘れて・・・
という展開が多いです。

お笑い大好き人間としては特に上記の久実の興奮と私の笑いが比例しているのを感じました。
やはりこの手のネタが大好きの様です。
男女でも百合でもBLでも、それそのものよりもそれを見て喜んでいる人を見て私は喜びます。
この作品に対する評価の一因がそこにあるのは確実ですね。
ブレーキを忘れた暴走列車のように妄想にひた走る彼女には大いに笑わせて頂きました。
覚醒してから一気にキャラが開花しましたね。
一度堕ちてからは欲求に超が付くくらい素直になっていますし。
2巻の最初の方の彼女をメインにした回は私大喜びでした。

陸上大好きなりく、そのりくが大好きな美南、りくも走ることも大好きな競香、そんな彼女たちのイチャコラが大好きな久実、面倒くさがりに見えて部活(というか皆で何かするのが)大好きな翔子。
結局のところ全員が陸上部の活動大好きなので自然とテーマである陸上(主に走ること)という軸から大きく離れないのが好感です。
陸上の競技自体には深く触れませんが、「楽しく汗を流す」が描かれる貴重な作品。
単行本 発売日 ・1巻:2015年11月27日
・2巻:2016年11月26日
試し読み コミックキューン:第1話と最新話
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