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だめよめにっき

作者 私屋カヲル だめよめにっき
作者HP オじゃなくてヲ
単行本数 実質2巻(連載終了)
掲載誌 まんがタウン(双葉社)
Wikipedia だめよめにっき
チャート
内容 「実際に新婚1年目の作者が描くオールカラーほっこり夫婦の毎日。」と帯に銘打たれており、まさにその通りの内容。
登場人物も4人と少なく、2.5頭身ほどにデフォルメされた可愛らしい2組の夫婦の日常が描かれている。
「だめよめ」とタイトルにあるが、「人間としてちょっと『だめ』なんじゃないかというくらい夫を熱愛している」という意味であり、実際に嫁としてのスキルはかなり高い。
雑誌掲載時からオールカラーであり、単行本化される際もオールカラーのまま収録されている。

登場人物の名前は判明していないが、それぞれ「ヨメ」「オット」「ツマコ」「ダンナ」が名前と思われる(物に名前を書く時もそうなので)。
普段はデフォルメした可愛らしい画風だが、扉やネタとして頭身の高い絵で描かれることもある。

だめよめツマコとダンナ
夫を熱愛!(逆もまたしかり)(だめよめP50右1コマ目)また違うノリの「ツマコ」と「ダンナ」(だめよめP106左4コマ目)

なお「1巻・2巻」ではなく1巻が「だめよめにっき」・2巻が「もっとだめよめにっき」という名称になっている。
感想 私の大好きな要素がたっぷり詰まった良作です。
やはり家族モノや夫婦モノは私の大好物です。
オープンに愛情が表現出来て、温かい雰囲気満開。
結果として、読みやすくて読んでいて楽しい笑いに溢れながらも心もあったかくなる作品が多い気がします。

「良い4コマ作品の条件」を見事に抑えた作品です。
・ 4コマ目が必ずオチになっている「4コマらしい4コマ」
・ セリフの量が少なく、直感的に笑える
・ 登場人物が多くない(初期に至ってはレギュラーは2人のみ)
・ 設定が分かりやすい(どこからでも読める)
おまけに、この作品は近年数が少なくなってきた「一本独立型」の作品ですので、「どのページを開いてもそこから読める作品」です。
さらに、私の大好きなシュールなネタも結構多めです(たくさん笑わせて頂きましたが、2巻P32の「オリゴ糖」はもう、ツボでした。勿論、それ以外にも声をあげて笑った回数はかなり多い笑いのレベルの高い作品)。
セリフの少ない作品はシュールな作品が多いですね。
そして、シュールだったり笑い満載でありながら、夫婦のほっこりする様な微笑ましくもラブラブでアツアツなエピソードが多いです。
もう!この二人お似合いすぎ!という作品ですので、見ていて楽しい気分になる事請け合いです。
可愛らしいエピソードが満載♪
恐らくどなたでも楽しんで頂けるタイプの作品です。
オールカラーなのも嬉しいですね。
ただし、お子様には「何のこと?」というネタもちらりほらり。
というわけなので、「万人ウケ」は若干下げさせて頂きました。
とは言え、過激なネタでは全く無いです。ただまあ、夫婦モノですので、ね。

主婦業病黒ヨメ
共感してしまう主婦業病(もっとP37右4コマ目)黒ネタの時は頭身が高く(もっとP45左4コマ目)

序盤はオットの同僚がよく登場していましたが、1巻の終盤辺りからもう一組の夫婦がレギュラー化されるとすっかり登場しなくなりました。
それ以降、通常の「ヨメ&オット夫婦」を描くものと「ツマコ&ダンナ夫婦」を描くものになっています。
時にそれぞれ単独のネタを、時にそれぞれを対比させて、時に4人全員が出演するネタで。

P.S.
1巻111のFFネタには激しく同意。残り物って、ね。
あと、「もっと」P12にも同意・・・。私も主婦業病予備軍です。でもカツカレーは普通に食べます。
単行本 発売日 ・だめよめにっき:2008年1月12日
・もっとだめよめにっき:2010年9月11日
試し読み
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関連項目 ●ジャンル シュール
家族モノ
お仕事モノ
●チャート 笑い
癒し
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●各巻感想
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