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田中くんはいつもけだるげ

作者 ウダノゾミ 田中くんはいつもけだるげ
作者HP 8-1
掲載誌(連載サイト) ガンガンONLINE(スクウェア・エニックス)
単行本数 13巻(連載終了)
Wikipedia 田中くんはいつもけだるげ
アニメ アニメオフィシャル
チャート
内容 「主人公にやる気がない」ことが最大の特徴の作品。
授業を受けるどころかお腹が鳴っているにもかかわらず食事をとることすら面倒というレベルの田中くん。
けだるげな田中くんを中心に個性豊かなメンバーが集まるちょっと不思議な構図であり、「けだるげ」を軸にしたエピソードが紡がれる唯一無二の作品。

メインとなるのはタイトルにもなっている田中くんとその保護者的存在である太田くん。
けだるげな田中くんの学校生活をほぼすべてサポートする太田くんという構図で、移動の際は太田くんが田中くんを小脇に抱えるのが日常という依存度。
そんな2人の関係を軸に自称田中くんの弟子の宮野さん、その宮野さんの親友で自称ヤンキーの越前さん、キラキラ系マドンナだけどホントは地味っ娘で田中くんに好意を抱く白石さんらがけだるげな田中くんの学園生活を(本人の意思関係なしに)彩る。

月2回更新に加え1話のページ数も多いため刊行ペースが速いことも特徴。
また、一般的な雑誌の4コマ作品と違いワイド4コマ(1ページに1本)のためコマを広く使っている。
感想 私にしては珍しく、アニメで存在を知って原作を読み始めてそのままハマった作品。
4コマ誌以外でも面白い4コマはまだまだある!ということを再認識しました。

全体的に面白さは感じていましたが、一番の決め手になったのは宮野さん♪
一直線で頑張り屋で元気の塊でミニマムな女の子という主人公の田中くんの真逆の存在(おまけに意外と女子の気持ちに敏感)。
まさに「生きる弾丸」(田中くん談)です。
それだけにこの2人が混ざることで生まれる化学反応は最強です。
これは「けだるげなキャラが主人公」というこの作品にしかない個性だからこそ生まれる唯一無二の面白さ。
あと、1巻P126の単行本描き下ろしカット好きです♪
宮野さんと越前さんのスカート交換。ただそれだけなのにめっさ面白いカットになっています。

にしても太田君、女子力高いなぁ(というか主婦力か?いや、太田力だ![5巻P22])。
家事全般好きで世話焼きで気遣いもできるし甘いもの好き。女子力高い男性キャラって大好物です。
そして、そういうキャラだからこそ田中くんとの相性抜群なんでしょうね。
それ以前に太田君がいないと田中くんの学校生活自体が成り立たないでしょうが。
そんな太田君は田中くんがいないと落ち着かなさそう。
ある意味共依存か?この2人(4巻P138とか特に)。
実際に3巻では太田くんが捻挫をして逆に田中くんが太田君の世話をしよう!・・・として当然うまくいかないという回もありましたし。

しかし、本人はけだるげなのに色々な人が田中くん中心に集まってにぎやかですね。ちょっと羨ましい。
「けだるげ」にほど遠い賑やかさなんじゃないか?と思ったりもしますが、そこはそれ、1巻P112でしっかりセルフカバーしてますね。
ちょっとメタ的なネタですが「新キャラが出てくるとその分俺(田中くん)の登場ページが減ってラクだ」発言がありますので。
本来は私は「生きることにすらやる気がない」というタイプは苦手なんですが、なぜか田中くんだけはOKでした。
もはや太田くんとセットで1人のような存在というのもあるのかな?
それとも「だらけるためならば苦労も厭わない」という精神からくるものなのか。
やる気がないのになぜか人を引き付けているからなのか。
どういう訳か分からないですが、なぜか彼は微笑んで見守れる存在です。
この作品に対する好感はそこから来ているのかもしれないですね。
単行本 発売日 ・1巻:2014年4月26日
・2巻:2014年7月22日
・3巻:2014年11月22日
・4巻:2015年5月22日
・5巻:2015年11月22日
・5.5巻(ファンブック):2015年11月22日
・6巻:2016年4月22日
・7巻:2016年9月21日
・8巻:2017年4月22日
・9巻:2017年9月22日
・10巻:2018年3月22日
・11巻:2018年9月21日
・12巻:2019年3月22日
・13巻:2019年9月12日
・13.5巻(ファンブック):2019年9月12日
●試し読み(連載サイト) ガンガンONLINE(スクウェア・エニックス)
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