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ねこのひたいであそぶ

作者 なんにゃか 作者HP
掲載誌 まんがタイムきららキャラット(芳文社) 単行本数 1巻(連載終了)
Wikipedia ねこのひたいであそぶ
チャート
内容 中学生の女の子たち4人のごくごく普通の日常を描く緩やか4コマ作品。
まだまだ幼い彼女達にとって小さな町も立派な冒険の舞台。
ちょっとした事も遊びに変えてしまう彼女達の楽しくて、無邪気で、ワクワクが詰まった日々が描かれている。
機械いじりが得意で理論派の「苗」、ノリのいい体育会系の「実紀」、いつも本を読んでいる知性派の「綾音」、いつもカメラを持ちちょっとクールな「羊子」の4人を中心に描かれ、話のほとんどはこの4人が毎日を楽しく遊ぶ姿が描かれるもの。
デフォルメされ、非常に愛らしいキャラクターと、緩やかで温かい雰囲気が大きな特徴であり、肩の力を抜いて読む事の出来る和み系作品の筆頭。
また、各話のタイトルがその話に上手くかかっており、それ自体がネタの面白味を増幅させることも多い。

ちなみに、キャラクター達の名字も企画段階では設定されていたが、いつの間にか無くなっており、「ないほうがねこのひたいであそぶ的にはしっくりくる」とのことで現在の形になっていることが作者ブログで語られている。

2011年11月号にて最終回を迎えたが、1巻以降の内容については纏った形になる予定は発表されていない。
感想 連載当初からずっと気になっていた作品です。そういうわけで、単行本発売当日に手にしていました。
爆発的な笑いがあるわけではありません。
ただ、「肌に合う」としか言いようが無いようなものを感じます。
和む空気とデフォルメされた可愛らしい絵が私を惹きつけるようです。
それに、「いつ読み始めても楽しめる」というのも特徴ですね。
私も雑誌を読み始めて日が浅い方です。この作品も実は「一話から」読んでいたわけではありません(後ほど単行本で四話から読んでいたことを知りました)。
つまり、途中からです。それでも何の滞りも無く楽しめました。
すぐにキャラクター達の関係性や立ち位置、作品の概要が飲み込めました。
そう、いつ読み始めても楽しむ事の出来るタイプの作品なんです。
きららやぱれっとの作品は、「最初から読まないと面白さが100%発揮できない作品」が多い中、この作品はタイムやライフの作品のように「設定を知らなくても楽しめる作品」なんですね。
ちなみに、立ち読み派だった私をキャラット定期購読派に変えた作品の一つです。

まだまだ自然が多く残っている町が舞台で、どこか子供じみた(まだ中学生なので十二分に子供なのですが、それ以上に幼く感じます)彼女達を見ていると、どこかノスタルジックな雰囲気もありますね。
忘れていたどこか懐かしいあの頃。友達と走り回った懐かしい昨日。この作品が与えてくれる和みと癒しはそんなところからも来るのかもしれません。
ちなみになんですが、一番好きなシーンはP66の右4コマ目、脱力した4人の姿です。
なんか可愛い♪(P46左4コマ目も同じ理由で好き。ネタも好き)

作者さんは弓道初段なんだとか。真田一輝先生と気が合ったりするのかなぁ。
雑記 凄く好きな作品でしたが、残念ながら2巻は発売されず。
1巻以降の内容は纏っていません。
が、私が雑誌派になるきっかけの作品。キャラットだけは毎月購読しています。
というわけで、1巻以降の内容もコンプ!
その内容については、「単行本未収録」に纏めています。
簡単な内容紹介ですが、ご参考まで。
単行本 発売日 ・1巻:2011年4月27日 試し読み まんがタイムきららWeb:1巻
関連項目 ●ジャンル 未単行本化作品
中学生
●チャート 癒し
●データ 単行本未収録 ●作品研究
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●作者別
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●各巻感想
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