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はんどすたんど!

作者 有馬 作者HP -
掲載誌 まんがタイムきららMAX(芳文社) 単行本数 3巻(連載終了)
Wikipedia -
チャート
内容 体操部をテーマにしたコメディ4コマ。
きららの部活モノでは珍しい体育会系の部活をテーマにした作品で、ネタもストーリーも体操が中心になっている。
よくある日常系ではなく、作品テーマがしっかりしているためか全体的に纏まりがある作品。
唯一の経験者ということもあり解説役な「真白ゆか」、言動が愉快でコメディリリーフな「新城ななみ」、ツンデレ気質なツッコミ「乙宮いちご」、ネガティブガール「晴沢ひなた」、そして無表情顧問の「富士崎あまね」ら新設の体操部員たちがメインキャラクター。
キャラクターの個性としてはこのての業界では特殊なタイプたちではないが、テーマとのマッチングによって新たな魅力が引き出されている感じがある。

2015年6/8月号にてゲスト掲載され、9月号にて連載化。
ゲスト掲載時はタイトルが「ハンドスタンド!」とカタカナ表記だった。
感想 久々にMAXに活きのいい新人さんがやってきた♪というのが最初の印象です。
こういう作品を待っていました!
特にお気に入りはななみ。
基本ずっと表情変わらず(無表情というわけではなくやや笑みを浮かべている)、行動も言動もピントが外れたコメディリリーフ。
こういうキャラ好きやわ〜。
色々雑で女子なのにガニ股で細かいことを気にしない。
おっさんみたいな女の子です。
そして一番好きなのが1巻P65でだばだば走る姿。
これで一気にハートを撃ち抜かれました♪
そして、レビューを決めた瞬間でもあります

全体的に賑やかで、「萌えだけ作品」が多いMAXにおいてしっかりとボケる良作です。
読んでいてこれだけ賑やかになれる作品が最近少なかったですからね。この作品の登場はホントありがたいです。
似た日常系が溢れ、どう個性を出していくかの競争になってきているきらら戦線。
その中で頭一つ抜け出していますね。
キャラクターたちのバランスも良いですし、個性がそのままネタになったりその個性が上手く混ざり合ったり。
まだまだ膨らますことのできる魅力を抱えたステキ作品。

ネタの中心は体操ですが、その知識がなくても全く問題なしです。というか、私もその手の知識は全くありません。
子供のころちょっと習っていただけで、競技についてはちゃんと習っていませんでしたし。
なので「なんとなく知っているけど、大会をはじめとする競技的なことは全く分からない」という中途半端な知識で読みました。
この手の作品は経験度によって楽しみ方がまた変わるので、また別の視点で楽しめたら違う魅力を発見できるかも、って思ったりもしますね。
体操のことを全く知らない人でも十二分に楽しめる作品であることは保証しますよん。
ぜひぜひお手に取っていただきたい。
単行本 発売日 ・1巻:2016年7月27日
・2巻:2017年8月26日
・3巻:2018年9月27日
●試し読み まんがタイムきららWeb:1巻
まんがタイムきららWeb:2巻
まんがタイムきららWeb:3巻
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