作者 | 加藤夕清 | 作者所属サークルHP | ![]() ※更新停滞中の模様 |
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掲載誌 | まんがタイムきららMAX(芳文社) | 単行本数 | 2巻(連載終了) | |
Wikipedia | 超級龍虎娘 | |||
チャート | ![]() |
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内容 |
売れない漫画家の「藤堂春希」の前に突然現れた同居人「龍楼」と「毬虎」。 実は二人は天獣界の住人で現在は春希と同居中。 三人と、そして周囲の人たちのちょっと変わった日常を描く4コマ作品。 可愛らしい絵柄が最大の特徴なのだが、作者所属サークルからも分かるように、ややセクシー路線なネタもある。 これは主人公の春希が成人向け漫画を手掛ける漫画家であることに由来するネタにも見られる。 主にほのぼの日常モノではあるが、春希を巡る龍楼・従妹の「朔美」・元恋人でグラビアアイドルの「那並千麻」のちょっと変わった恋愛模様も描かれる。 初期は1話6ページだったが、後に8ページに増量。 なお、2話と3話の間に作者の出産があり、半年間の休載を挟んでいるためか、絵が若干違う。 ちなみに、同誌に連載中の作家陣からの寄稿は単行本の後ろではなく、カバー裏に掲載されている。 作者の初の連載作品。 |
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感想 |
3人の出会いの話はかなり省略された形で描かれ(前回までのあらすじ、くらいのノリ)、冒頭より当たり前のように3人で生活しています。 個人的には突然の事態に驚く春希がどう納得したのか気になるところではありますが。 まあ、モテない(と思っている)男の家に奇妙奇天烈摩訶不思議奇想天外四捨五入出前迅速落書無用な格好をした女の子が二人も現れたら、そこから同居に至るまでで漫才を5,6本作れそうですからね(どういう例えだ)。 なにせ、朔美があっさり状況を理解した時に本人たちも驚いていたくらいですので、それなりにすったもんだがあったんでしょう。 ネタ的に強く攻めた印象は無いですが、毬虎のネタは結構好きですね(この子そのものも好きです)。 子供と本気で遊んでいる姿とか店長と絡んでいる時とか。 あと、前述していますが、エロスネタが若干多いです(直接描写もちょくちょくありますが、セクハラ発言が多いです)。 ちなみに一番ウケたのは2巻P61左のネタでした(これはエロスでも毬虎のネタでもないですが)。 もう、4コマ目のこの表情が全てを物語ってます、って感じが♪ ま、それ以上にこの作品については「ジェイコブ」が全部持っていく気がしないでもないですが。 でも、全体的に見るとやっぱり「笑い」という観点で見れば、そこまで強めのネタではないです。 当然4コマなのでコメディベースですし、4コマ目にオチを付けるタイプです。 萌えとバランスの取れた「きらら作品らしい4コマ」という印象。 まあ、冴えない男がどういうわけかモテるのは業界のお約束。 春希を中心とした龍楼・朔美・千麻の恋模様が多くネタにもなります。 龍楼がやきもちをやいたり甲斐甲斐しくしたり、まだまだ中学生の上にボキャ貧の朔美が天真爛漫に春希にひっついたり、実は春希の元カノの千麻の焼けぼっくい。 前者2名は割とベタですが、千麻の設定はこの業界では珍しいです。 理由はあるんですが(2巻のキャラクター設定より)、その中心になる春希がまったくデレっとしないところがまた特徴的。 人間は朔美以外はみんな大人であるため、学生メインの他の作品とは違うこういう設定も可能なんですね。 彼女達の設定がネタだけでなく、物語の結末に大きく関わっていきます。 やはり女性の先生の方がこの手の設定はお得意ですね。 特に終盤のカラオケ以降のお話は、男性の先生の作品とは違う目線・雰囲気です。 切なさと温かさのあるラスト。 そして、キャラクター達の描写。 実は鈍いけど鈍くない春希。2巻のあとがきにも書かれていましたが、「人間味のある」キャラクターでした。 取り敢えず、ダシマキかわいいよダシマキ。 |
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単行本 | 発売日 |
・1巻:2009年4月27日 ・2巻:2010年4月27日 |
●試し読み |
まんがタイムきららWeb:1巻 まんがタイムきららWeb:2巻 |
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・誕生日 ・血液型 ・身長 ・体重 ・スリーサイズ ・左利き |
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