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スマイル・スタイル

作者 筋肉☆太郎 スマイル・スタイル
作者HP
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掲載誌 まんがタイムきらら(芳文社)
単行本数 3巻(連載終了)
Wikipedia スマイル・スタイル
チャート
内容 1年生の夏。「山咲百合」は転校して寮に住むことに。
元気よくドアを開けて挨拶した彼女を迎えたのは・・・無数の悲鳴だった。
誤解と「ホントに誤解か?」と。そして個性豊か過ぎる仲間達。
「百合と誤解されている」が生み出す無数の攻めた笑いが最大の特徴の作品。
可愛らしい画風とは裏腹のネタの多さとそのネタの攻め込み具合が絶妙であり、きらら連載作品の中でも笑いに特化している部類に属する。
全体的にテンションの高いツッコミと個性的なネタが中心で、4コマ目には必ずオチがある優秀な作品。

単行本の表紙を見ただけでは内容が全く想像出来ないであろう作品だが、
表紙を隅から隅まで見るとそうでもないかもしれない。
感想 実は連載当初はそれほどチェックしていなかった作品。
タイトルと画風からゆるい方向のいわゆる空気系作品とばかり思っていたんです。
「内容」でも書いたように、表紙をぱっと見ただけでもそう勘違いして今いそうですし。
んが、それが私サイドの大幅な思い違いであることが発覚。
正味な話・・・ガンガンに攻めた笑い大もりの作品でございました。
連載誌もあり、女の子ばかりで百合要素もあります。
が、それも全て笑いを生み出すエッセンス!
早い時期にこの作品の真の魅力に気付けなかった自分が恥ずかしいです!
今ではきらら無印の中でも五指に入るお気に入り作品です。

どれくらいネタが満載かというと、空気系なら1話で済む自己紹介と寮の案内。
ま〜、きらら系の作品なら1話でさらっと済ませて第2話から学校の話に移って日常へ・・・
そういうスタンスが多いです。
が、この作品ではそれだけで3話経過!(作中でもネタになっています)
実際に学校に通い出すのは1巻の後半に入ってから!
2巻の頭ではまだ1カ月しか経過していないとのこと。
どれだけネタをほりこんで内容が膨れたのやら、ってくらいです。
作風としてはきらら系でスタンダードな1話完結型で、1話が繋がっているタイプ。
4コマ目には必ずオチがある優秀な「4コマらしい4コマ」で、ツッコミがいわゆるテンション系(ツッコミはほとんど百合)。
序盤のネタの多くは「百合が女好きと勘違いされている」から生まれるネタ。
それ以降、キャラクターの個性や関係性を中心としたスタンダードなネタも混ざるようになりました。
基本的に百合以外ほぼ全員がボケのためネタ数が凄いです。
4コマ目は当然オチなのですが、2コマ目や3コマ目もオチの怒涛の展開な事も少なくありません。
また、メイン4人の百合以外3人がボケを天丼するというスタイルの場合もあります。初期は特に多いです。
ただ、やはり全体的に個性的なネタが多いです。そこがお気に入りポイント。
画風はいわゆる萌え系が好きな人が好みそうなタイプ(や、そっち方面知らないんで“多分”ですが。あたしゃ笑い以外に食指が動かない性質の変わり者)。
で、ネタは私のように笑いに生きるタイプの人間が好む攻めた若い感性のネタ。
最強の組み合わせか!?

きららはいわゆる萌え系という事もあり、キャラの濃い作品が多いです。
ただ、この作品はキャラの濃さではそのきらら系の中でも上の方だと思います。
天然ジゴロのヒロインも濃いかもしれませんが、それが霞むほどの周囲の皆様。
「むしろお前らが百合やろ!」という2人に天然風味小動物系関西人。
天然系の仲良し妹の桜も2巻で登場!
百合好き腐女子寮長に変態教師ズにクラスメイト達。
おまけに関わったキャラ全員が百合や桜にフォーリンラブ!しかも相当な変態風味に。
無論、全員女子。
その上、全員が思い込みが激しく勘違いをデフォルト装備。
笑いを生み出す為の布陣と言っても過言ではないです。まともな人が1人もいません。
ホント、なんでこんな濃ゆい作品を今まで触れなかったのか・・・勿体ない時間を過ごしていました。
それくらい、攻めた作品です。
単行本 発売日 ・1巻:2012年2月27日
・2巻:2013年1月26日
・3巻:2014年2月27日
試し読み まんがタイムきららWeb:1巻
まんがタイムきららWeb:2巻
まんがタイムきららWeb:3巻
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