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うらら迷路帖

作者 はりかも うらら迷路帖
作者HP
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掲載誌 まんがタイムきららミラク
 → まんがタイムきらら(芳文社)
単行本数 7巻(連載終了)
Wikipedia うらら迷路帖
アニメ アニメオフィシャル
チャート
内容 それぞれの思いを胸に占の都・迷路町にやってきた4人の乙女。
見習いのうららとなった彼女たちが目指すは一番占。
共に学び、絆を深めながら過ぎていく楽しい時間の中で少女たちは一歩ずつうららとして成長していく。
賑やかでほのぼのした日常とうららとしての修行をコミカルに描くきららレーベルらしい作品。

4コマ界では意外と数の少ない占いをテーマにした作品。
占いを主軸に置きつつ女の子たちの友情と一番占を目指して修行する姿が描かれている。
おまじないの類ではなく「仕事としての占い」であり、それを「学んで習得する」点が特徴。
そのためキャラクターによって得意な占いも様々あり、それが個性にもなっている。

当初の連載誌はきららミラクであったが、同誌の2017年12月号をもっての休刊に伴い2018年2月号よりきららへ移籍した。
感想 ミラクは姉妹誌以上に「ネタ?何それ、おいしいの?」というくらい萌えと和みと百合渦巻く世界。
そんなわけで笑いに惜しみない愛を捧げるうちのサイトとは方向性の違いからやや敬遠気味でした。
この作品も元々はミラク作品ということで、タイトルだけは聞いたことがあるけれど読んだことがない、という作品でした。
それがきららに移籍してくるということで興味を持ったのが出会いのきっかけ。
読んで率直な感想は「評判になるのもきららに鳴り物入りで移籍できるのも納得」でした。

メインキャラの1人である千矢はいわゆる野生児キャラですが、萌え系で登場するその手のキャラとはやや違うところがあります。
この手のキャラは本能のみで動く裏表のないタイプが多いですが、彼女の場合は普段はそれに近いのですが、実はその笑顔の裏であれこれと悩んで考えて時には無茶もして。
意外と常識のある所もあったり、野生児キャラとしては暴走は控えめでむしろ思慮深いところを見せたりします。
その他のキャラも全体知的に毒が全くなく、その辺りはきらら作品らしいです。
兎に角みんな仲が良く、最初は距離があってもあっという間に仲間になっています。
話としては一番占を目指すものであり、十番占からスタート。
そのため昇格試験が時々挟まります。
それが節目となり、環境の変化や新キャラクターの登場となるためきらら作品にありがちな単調な展開とならず、メリハリのあるストーリーとなっています。

占いって意外と4コマと相性が微妙なのかな?と思っていました。
女の子がキャッキャウフフとおまじないをする作品や、シリアスになりがちな作品はありますが、明るくオチを付けるテンポのいい作品はほとんどありませんでした。
この作品はその点をクリアしているのがまず評価すべき点。
話の重要なポイントでシリアスな点はありますが、それを含めて明るく楽し印象を与えています。
萌え4コマ特有の緩さとそのシリアスさが混ざり合って丁度いい感じになっています。

何を隠そうあたしもうららだったりします。
専攻は「命理(日本では四柱推命とも)」。厳密にいえば学問に近い理論と理屈を積み重ねて吉凶を占う推命術。
特殊な才能や能力、神秘的だったり非論理的な力は一切不要。勉強すればだれでも身に着けられる技術です。
プロの方ではないんですがぴたりと読み当てる人がいて、その方に憧れて勉強を始めたわけで。
ひたすら勉強と実践を積み上げて腕を磨く世界。
そんな世界を知っているからこそ見習いうららの彼女たちのことが余計に可愛く見えてしまうのです!
別にパイセンというわけではないんですが、多分ニナさんに近い感覚で見ています。
難しいですし、下手をすると自分の一言で相手の人生を左右してしまうかもしれない責任。
一生学び続けても満足できないであろう果てしない世界。
あたしはあくまでも趣味の領域で楽しんでいますが、その世界で一番を目指す彼女たちを応援したくなるのは仕方のないことなのです!
単行本 発売日 ・1巻:2015年1月27日
・2巻:2015年11月27日
・3巻:2016年5月27日
・4巻:2017年1月27日
・5巻:2017年12月27日
・6巻:2018年10月26日
・6巻:2019年7月25日
試し読み まんがタイムきららWeb:1巻
まんがタイムきららWeb:2巻
まんがタイムきららWeb:3巻
まんがタイムきららWeb:4巻
まんがタイムきららWeb:5巻
まんがタイムきららWeb:6巻
まんがタイムきららWeb:7巻
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