作者 | 玉岡かがり | ![]() |
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作者HP | 仮るなてぃな倉庫 | |||
掲載誌 | 月刊コミック アース☆スター (アース・スター エンターテイメント) |
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単行本数 | 3巻(連載終了) | |||
Wikipedia | まんがーる! | |||
アニメ | アース・スターONLINE内 アニメオフィシャル |
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チャート | ![]() |
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内容 |
「漫画家」ではなく、「漫画編集部」を描く異色の作品。 作者の最大の特徴である可愛らしい画風を武器に、個性豊かなキャラクター達がゼロから雑誌を創刊する。 可愛いキャラクターと軽いノリではあるが、いわゆる「大人の事情」もネタに織り込むなど、非常に読みごたえのある内容になっている。 主な登場人物は、明るくだらけ癖の付いた編集長「佐々山はな」・しっかり者ではなの保護者の副編集長「鳥井あき」・しっかり者だけど食事の量が・・・「原木つぐみ」・いつも眠そうだけど一番優秀「西島りんご」の4人。 また、漫画家として「藤森しのぶ」の登場が多い。 いわゆる「編集部の実情」をネタにしたエピソードが多く、雑誌や漫画の制作に関する小ネタも多く挟まっている。 1巻のラストには作中の漫画家「藤森しのぶ」が連載している設定となっている「改造人間坂本龍馬」が、 さらに作中のコマを組み合わせてセリフを差し替えて作られた「tghg(ツギハギ)まんがーる!」が収録されている(1巻帯やカバー折り返しも同様のスタイルで描かれている)。 カバー裏は4人のキャラクターソング(実在はしない)が掲載されている。 1巻発売時点で2013年のTVアニメ化が決定していた。 また、これに伴いタイトルが「創刊!コミック アース・スター編集部」から現在のものに変更された。 キャラクター原案はヤス先生。原作はcenter island先生・kai先生。 単行本は全3巻だが、単行本未収録のエピソードが4話存在する。 |
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感想 |
色々な意味で個性的です。 ぱっと見は玉岡かがり先生のキュートな絵が目を引きます。 言うまでもなく、それが大きな魅力の一つです。 でも、それだけではありません。 普段知ることの出来ない編集部の皆様のお仕事。一体どんな工程を経て私達が毎月読んでいる雑誌が出来ているのか。 それがコミカルに描かれているんです! 毎月こんな大変なお仕事を・・・ 何でしょう、漫画家さんのお姿を描く作品は多いです。それを読んでは「頑張って下さい!」という想いを募らせていましたが、 これからは編集の皆様にも同じ様にエールをを送りたくなってきます。 大変なお仕事だぁ! ちなみに、この作品でいくつもの用語を知りました。 ネタとしては上記の様に編集部の中で巻き起こるドタバタ。 雑誌の制作の過程や編集部としてのイベント参加、漫画家さんとのやり取りや取材。 その他諸々、この作品でしか描けない姿や光景が主軸となっています。 そのため、非常に個性的。 とはいえ、「リアルな編集部」ではなく、「編集部を舞台としたドタバタ」です。 キャラクター性や立ち位置などはこの業界では珍しい子たちではありませんが、「編集部」という括りが彼女達をより魅力的にしています。 そのため、キャラクター性やその関係から生まれるネタに重きが置かれているという印象。 各話の間に雑誌製作における色々なお話が挟まります。 なかなか知ることの出来ない「大人の事情」なお話が多くて、かなり濃い内容。 玉岡かがり先生というと「毒の無いラブコメ♪」というイメージがあったので、なおのことインパクトがあります。 ネタの中にもそういった面が多く出ていて、先生の新たな魅力を見た気がします。 とはいえ、本来濃い筈の内容がとてもライトで可愛らしく描かれており、流石の一言。 やはりこの方の絵は癒し系最強です。 基本は「4コマ漫画」ですが、「8コマ漫画」の形式になっていることも多くあります。 カバーは5色印刷、帯は4色印刷(重要)。 |
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単行本 | 発売日 |
・1巻:2012年5月12日 ・2巻:2013年1月12日 ・3巻:2013年3月12日 |
試し読み | コミック アース・スターONLINE |
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