作者 | まつもと剛志 | ![]() |
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作者HP | Thank you Berries | |||
掲載誌 | ヤングアニマル(白泉社) | |||
単行本数 | 3巻(連載終了) | |||
Wikipedia | キミとおやすみ | |||
チャート | ![]() |
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内容 |
小学校の先生みっこ先生(三枝未来子)には不思議な力がある。 夢の中で未来の事が見えるいわゆる「予知夢」の力がある。 ちょっと頼りなくて失敗することもあるけれど、子供たちの事を誰よりも大切に思うみっこ先生。 そして、彼女の恩師でもあり現在は教頭として彼女を導く「芳永先生」。 そんなみっこ先生と「それなりの仲」なのは同じく先生のまこちゃん先生(沖田誠)で、二人は同棲中。 そこに転校してきた「マリー緒方」は実はまこちゃん先生と(親が勝手に)結婚の約束した中で・・・ 不思議な不思議な、でもとってもあったかな3人の生活が始まる。 ほんわかしてほのぼのして、読むだけで幸せな気持ちになれる作品。 話の間には今回も描き下ろしの2コマ漫画が挟まっている。 |
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感想 |
先生の作品を読んだことがある方ならお分かり頂けると思います。 この作品も優しくてほんわかしています♪ 舞台の大半は学校。個性豊かな先生たちと素直で可愛らしい子供たち。 ちょびっとシリアスな要素もあったりしますが(マリーの秘密)、いつの間にやらそれすらほんわか要素に。 先生2人と生徒が1人の不思議な共同生活。 2巻でそのシリアス要素で構図がちょこっと変わって・・・またまた微笑ましいエピソードがそこから紡がれます。 普段は「“笑い”だけではない作品」とご紹介する機会が多いです。 なぜなら、このサイトは笑いがメインテーマ。 なので、笑いのある作品をピックアップして、でもそれだけじゃない作品も多くて・・・ でも、この作品は敢えて言いましょう「“ほんわか”だけではない作品」だと。 そう、読むと幸せな気持ちになれるあったか作品。それが多くの方の印象でしょう。 しかし、そここにちりばめられたネタの数々はまさにツボを押さえたもの。 お笑いファンにやりなネタも多いです。 そうなんです、4コマらしく「ネタ」という土台がしっかりしているからこそこの完成度の高さなんです。 この作品でも2コマ漫画が挟まっています。巻末の描き下ろしでは設定を度外視したネタも展開されています。 本編とは打って変わってここでのシュールさやドタバタはその「ネタのみを濃縮」という感じ。 笑いとしてのレベルの高さがよく分かります。 その上で、心温まるエピソードが展開されているわけで。 安定感抜群の作品なんです。 「予知夢」という特殊な能力がありますが、どちらかというとスパイスや演出として使われます。 やっぱり先生の作品の特徴は見ているだけで幸せな気分になれる作風♪ もー!登場するキャラクター全員がハグしたくなるくらい可愛くて一生懸命でまっすぐ! 大人だろうが子供だろうが関係ありません。 とってもピュアで全力で応援したくなる人ばかり。 だからこそ、次のページを捲る事がこんなにもワクワクする作品なんでしょうね。 先生の作品、まさに外れ無しのほんわかさです♪ 1巻P28の「未来は自分たちの力で叶えるものです 予知夢なんかで決められるほどみんなの力は弱くありません」 というセリフ、大好きです。 私も占いを趣味にしているのですが、色々と見たいモノもそうでないモノも見えちゃうことがあります。 でも、「見えた以上の事をやってやる!」とか、「その未来、覆してみせる!」で生きています。 そして、実際出来ます。やると決めると人間出来ちゃいます。私自身がその証拠です。 もしかすると「こうなる」という未来が用意されているのかもしれません。ですが、誰だってそれを超える力を持っています♪ なんて、ついつい真面目な事を語りたくなっちゃう。 そんな良作。 良い子のみんな!「笑本の勝手にWikipedia」が始まるよっ! レビューだけでは語れないことも多いですので、キャラクターについてはこちらをどうぞ。 さあ、これを見て興味を持ったら書店へ直行だ! |
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単行本 | 発売日 |
・1巻:2010年12月24日 ・2巻:2011年11月29日 ・3巻:2012年7月27日 |
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