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かでんつぁCODA

作者 MALINO 作者HP
掲載誌 ぱれっとLite(一迅社) 単行本数 1巻(連載終了)
Wikipedia かでんつぁCODA
チャート
内容 電化製品と会話の出来る女子高生「かな」とその家族を描く4コマ作品。
タイトルにあるように、「家電」がテーマとなっている異色の作品であり、多数の家電の“精”が登場する。
多くの電化製品が擬人化されて登場するが、中でも携帯電話のキャラクター達はレギュラーであり、毎回登場する。
これは、肌身離さず持っているものであり、常に入電状態である製品という事・現代の生活の必需品であるということ・今や最も身近な電化製品であるということであるからと考えられる(注:管理人の解釈)。
実際の家電製品をモデルにしているため、製品が特定できるような物もある(個性的な機能や特定の製品にのみ搭載の機能からの推定)。
なお、登場する苗字も「松下」や「東芝」と家電メーカから取ったものとなっている。
登場人物の紹介が巻頭に無いため、各キャラの名前は作品内の会話から見つけることになる。
これは、読み切り(タイトルは「かでんつぁ」)での掲載分が収録されていないためと思われる。
当初は読みきりであったが、後に連載化され、単行本となった。
イラストレータである著者にとっての初の漫画単行本。
なお、タイトルはハーモニー(かでんつぁ)と「家電」をかけたもの(codaも音楽用語)。
※cadenza:演奏者の妙技を披露するための即興的な部分。近年は作曲者が書くことが多い(作曲者によって考え方が大きく違う)。
※coda:曲の終結部・終尾部。曲を締め括るためのいわゆるエンディング。
感想 私は仕事の関係で電化製品に触れる機会が多く、さらに、家電好きでもあります。
その上4コマ作品とくれば、読むしかないじゃないですか!
というわけで、私が持っている4コマの中で、唯一表紙も、内容も確かめずに購入ボタンを押した作品です。
そんなわけで、家電芸に・・・じゃなくて、家電好きな方ならばぜひとも読んでおきたい4コマです。
ネタも、家電に関係するものばかりで、家電好きとしてはニヤニヤしっぱなしでした(危ない人じゃないでしよ)。
「空気清浄機能つき掃除機」とか、「三重から来た亀というテレビ」は、「ああ、あの製品だ♪」なんて分かっちゃったりして、そういう楽しみ方もあります。

4コマ作品としてみれば、「家電がテーマ」という点を除けばそれほど特異な点は無いオーソドックスな作品です。
無意味に攻めた感じも無く、読みやすいタイプの作品です。
というわけで、やはり家電をどのように描いているか、どうネタに絡めているかがキモの作品だと思います。

しかしまあ、ミクちゃん(三女さん)よ、小学生でどんだけハイスペックやねん!というくらいハイスペック。
まあ、携帯アプリを書くのはいいとしましょう。
とはいえ・・・「ミクの書いたアプリは電池が持つ」ってどれだけハイスペック少女なんよ!
おまけに別のシーンではPCの基盤に半田付けらしき事までしてるよ!パーツ差し替えどころか普通にご家庭で改造してはるよ!
つーか、ソフトもハードも両方できる二刀流かい!
すいません、上でも言ったんですが、お仕事で電化製品に触れる機会が多いんで、中身もそこそこ詳しいわけで。
・・・それだけにこの子の超人っぷりをひしひしと感じます。

ちなみに松下さん家(作品の舞台)、ソーラー発電やってます。
んが、落雷時に真っ暗になっているので蓄電はやっていないとのこと。この当時はまだソーラーと蓄電装置のセットはあまり一般的じゃなかったのかな?
最近は作って溜めて、余ったら電気会社に売って、が基本構造になってきていますね。
国産のソーラーパネルの性能も向上してきていますし、ホントに数年で元が取れるレベルになっていますね。
・・・ウチはまだ付いてないんですけどね(屋根、ちっちゃいですし)。

あ〜、この作品を読んだら新しい製品が欲しくなってきちゃいます。
空気清浄機と温水洗浄便座は去年、TV(三重の亀さんです)と掃除機(空気清浄機能つき掃除機ではないですが、同じメーカさんのです)とBDとPCと空調と加湿器は2年前に、カメラと除湿機と冷蔵庫は3年前に買ったから・・・
あとは洗濯機と電子レンジを・・・
やべぇ・・・私も相当な家電マニアだ・・・(家電絡みの仕事をしているというのもあるんですけどね。好きな事の関係の仕事が出来ることは、正味でありがたいです。)

どうしてWikipediaの記事を書くのか?そう聞かれれば「そこに4コマがあるから」と答えます。というわけで、こちらに本作の記事を書いています。毎度のことですが、単行本情報と登場人物を纏めています。
雑記 ゲーム名で「ファイファン」という単語が出てきています。
これは、関西圏での「ファイナルファンタジー」の呼称です。
ということは、作品の舞台は関西・・・なんでしょうか?(先生は岩国=中国地方の出身だそうです。中国地方でもこの呼び方なんでしょうか?)
さらに雑記 前身となった作品、それが「かでんつぁ」。
読み切りとして、5回連続の掲載。
その後、設定も内容もそのままに、「かでんつぁCODA」として連載化されました。
ただ、単行本には読み切り時代は収録されていません。
その内容を簡単に「単行本未収録」に纏めています。
キャラクターの紹介や設定についてはこの読み切り時代にのみ行われています。
単行本 発売日 ・1巻:2010年10月22日 試し読み
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