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ちろちゃん

作者 結城心一 ちろちゃん
作者HP
掲載誌 まんが4コマぱれっと(一迅社)
単行本数 5巻(連載終了)
Wikipedia ちろちゃん
チャート
内容 「まとちゃん」の続編にあたり、同舞台・キャラクターに加え、新たに加わった「八岐智呂遠」、通称「ちろちゃん」を主人公とする作品。
前作の主人公であった「まとちゃん」も登場するも、前作とはまた違った雰囲気がある作品。
初期は虫嫌いを隠すちろちゃんと、虫好きのまとちゃんのすれ違ったやり取りがメインで描かれたが、次第に虫以外の話が増え、現在では虫はほとんど描かれず、個性の強いキャラクター達の日常が描かれることが多い。
また、徐々に中二病やサブカルチャー方面のネタが混じるようにもなってきている。
どこかシュールな雰囲気の作品であり、好みは分かれる作品であることは変わらない。
前作同様、本作でも時間の経過とともに登場人物は進級する。そのため、連載当初は4年生だったメンバーも現在は中学に進学している(3巻より中学生編)。
ぱれっとの創刊号から連載の続く長期作品(前作を含めればさらに)。

2012年5月号に最終回を迎えたものの、9月号まで番外編が掲載された。
感想 前作同様、非常に個性的な作品です。
個性が強いながら長期連載ということは、もはや完全に独自のワールドを確立していると言っても過言ではないでしょう。
前作ほどアクの強い作品ではありませんが、相変わらずの虫とブラックジョークは健在。
ただ、本作では、どちらかというとキャラクターの個性を描くことがぐんと増えました。
そのため、比較的間口は広くなった印象です。
ただ、基本的に濃いキャラクターしか登場しないため、それはそれで「攻めた作品」であることに変わりはないですね。
中学進学後はさらに濃キャラクターも加わり、ネタ自体も中二病的要素が入ったりしていきます。

前作の「まとちゃん」が小学2年生でのスタート。この作品では4年生からスタートして、現在の主要メンバーは中学生。
どんどん成長しますなぁ・・・
リアルタイムで成長する作品の中ではトップクラスの長寿作品なんでしょうね。
特にまとちゃんはぐんぐん成長していますね。
というか、来年はいよいよ高校生設定になるわけですか。
この成長設定が最も大きな特徴かもしれません。
子供たちの成長を描く・・・わけでもない虫と変わり者達の4コマ、です。
中学に進学後、ますます変わり物達が増えたなぁ・・・
ちなみに、数少ない常識人のひさちゃん(ツッコミ)はどんどん出番が減っています。今やレアキャラ?
結果として、変わり物達だけで構成された不思議ワールドに。
「現役中学生」ということで中二病的なお話もあったり、「虫」という濃い要素が薄まってもむしろ加速する内容の濃さ。
個性を極めたかのような作品です。

ちなみに、個人的には「ダイモンジャー」ネタが好きです。
学校まもるわけじゃない。

登場人物も大きく増えております本作。今回もWikipediaの記事を書きました。
登場人物詳細はそちらを見て下さい。
ぱれっとonline ちろちゃん
単行本 発売日 ・1巻:2007年12月22日
・2巻:2009年9月23日
・3巻:2010年6月22日
・4巻:2011年7月22日
・5巻:2012年10月27日
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