作者 | 内村かなめ | ![]() |
||
---|---|---|---|---|
作者HP | 内村かなめの色々たわごと | |||
掲載誌 | まんが4コマぱれっと(一迅社) | |||
単行本数 | 6巻(連載終了) | |||
Wikipedia | 妹はいいものだ | |||
チャート | ![]() |
|||
内容 |
中学生の兄妹「瀬川はるな」と「お兄ちゃん(未だに名前がない)」を軸にした日常を描く作品。 掲載誌が萌え4コマ誌でありながらファンタジックや現実離れしたネタはなく、「あ〜、妹ってこうやんね」というネタが多い。 学校や自宅での兄と妹を様々な角度から描いており、妹に振り回される兄や兄妹喧嘩、日常の些細なやり取りがふんだんに詰め込まれている。 話が進むにつれてはるなの友人に関する話も増えてきている。 基本にあるのは「甘え上手な末っ子女子」である。 ネタが1本ずつ独立する(特に萌え4コマでは)珍しい形式の作品。 元は同人誌で、それを担当さんに見せたところ商業用に練り直して連載化された経緯がある。 ぱれっとOnlineで連載開始後、ぱれっと本誌にも掲載されるようになった。 ぱれっと本誌では2話同時に掲載されることもある。 また、ぱれっとのTwitterアカウントで1日1本ずつ紹介されるなど、ネタが1本ずつ独立していることもあってか特別な存在となっている。 |
|||
感想 |
すっごい読みやすい作品です。 1本毎にネタが独立しているというのもありますが、ネタそのものも日常的で親しみやすいものです。 妹がいる人は特に「あ〜、そうなんよね」となることが多いのではないでしょうか。 血が繋がった兄妹だからこそ遠慮なく言い合え、でもなぜか妹の方が常時優勢。 理不尽なことでぎゃんぎゃん八つ当たりしたかと思うと都合のいい時だけ甘えてきたり。 友達でも恋人でも親子でもない。兄妹だからこそのエピソードが満載です。 ホント、根元では通じているという描写がまたいいのです♪ この2人の場合はゲームという共通の趣味があるからこれだけ仲がいいのでしょうね。 共通の何かがないと姉弟って同じ家にいてもあんまり会話はありませんし。 そういう意味で異性の兄弟姉妹って難しいです。 兄妹エピソードも多いですが、学校でのはるなと友人を描いたエピソードも多いです。 そこでも「妹・はるな」全開です。 だからこそなのでしょうか、姉属性の友人と組み合わさった時のマッチ感たるや。 姉というものは友人関係においてもお姉さん的ポジションになりがちですが、妹も妹で同様に甘えポジションに。 女性の友人関係は男性の友人関係よりも家の中でのポジションが出やすいのでは?と思います。 1巻P64でも「(甘えの)プロだわ・・・」と称されていますし、3巻P83でも依存性から姉か妹かを言い当てるシーンがあります。 そして、もう1人の妹キャラである山田ちゃん。 この子は当初は兄に対してツンデレだったのですが、その後ヤンデレに進化。 ・・・唯一この子だけでしょうか、現実にいそうにない設定なのは。 それ以外の子たちに関してはみんな「いるいる、こういう兄弟姉妹!」という関係性です。 上では妹あるある的な事を書きましたが、ウチの妹はこんなに可愛げはなかったです、はい(下に双子の弟と妹がいます)。 作中の言葉を借りるなら「夢を見るな!」(2巻P93)です。 これくらいの頃はもう毎日戦争でしたね。喧嘩ばっかり。それもここでは書けないくらい苛烈なもの。 このお兄ちゃんを見ていると「凄いなー、偉いなー」と感心しきりです。 ただ、「妹(末っ子)って人生を上手くすり抜けていく術を自然と身につけてるな」というのは共通です。 羨ましい。 |
|||
雑記 |
2巻P86で出てきた「堂鳥ロール」の元ネタはやはり大阪名物「堂島ロール」(美味しいよ♪)。 先生、現在は埼玉在住ですが大阪出身だそうです! |
|||
単行本 | 発売日 |
・1巻:2013年6月22日 ・2巻:2014年3月22日 ・3巻:2014年10月22日 ・4巻:2015年7月22日 ・5巻:2016年2月22日 ・6巻:2017年2月22日 |
試し読み |
|
関連項目 | ●ジャンル |
・ロングセラー ・家族モノ ・中学生 |
●チャート | ・万人ウケ(高い) |
●データ |
・スリーサイズ ・小冊子(単行本) |
●作品研究 |
|
|
●作者別 | ●各巻感想 |