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魔女とほうきと黒縁メガネ

作者 へーべー 魔女とほうきと黒縁メガネ
作者HP
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掲載誌 まんが4コマぱれっと(一迅社)
単行本数 3巻(連載終了)
Wikipedia 魔女とほうきと黒縁メガネ
チャート
内容 典型的中二病だった黒歴史を抱える女子高生・乃梨子の隣に引っ越してきたのは現役自称魔女の幼女・リアナだった。
この物語は魔術を軸にしたようなそうでもないような、ロリや百合の性癖が入り乱れるハイテンション萌えコメディである。
萌え4コマ誌代表のような要素の塊の作品。
基本は前述のようにハイテンションコメディであるが、ある程度読み手を選ぶかもしれない。いや、選ぶ。
主要素に“魔術”があるがあまりそれは話題には上がらず、むしろロリと百合と変態が主要素。
「(元)ストーカーが一番の真人間」という時点で変態度数が分かるというもの。
この作品はその加速する変態度と百合ップルを堪能する高度なコメディである。

なお、作者にとって初の商業誌&連載&単行本。
感想 一言でいうとハイテンション系(百合方面に)変態博覧会です。
最初のうちはある程度おとなしい雰囲気なのですが、徐々に何かが壊れたかのようにみんな変態度が解放されていきます。
それが爆発的な笑いを引き出しています。
3巻あとがきで「変態百合マンガ」と評されていますが、その言葉に偽りはありません。
それだけに読み手を選びますが、“ロリ”と“百合”に嫌悪感を抱かない人であれば間違いなく腹を抱えて笑えること間違いなしです。
何事も突き抜けると笑いになるということを再認識させてくれた作品です。ホントに突き抜けています。

別に私は百合スキーではないです。
そのため、一人のお笑い大好き大阪人4コマ読みとして語らせて頂きますと、めっさおもろいです。笑い満載。
残念な人達ってどうしてこう見ていて楽しいのでしょうか。
どうやら私は“残念な人”が大好物の様で。
本作に登場するのはことごとくその“残念な人”です。
自分では否定するもののSなロリコンJK(でも一応最初はツッコミ)・Mっ気全開幼女(アクティブな変態)・ロリ百合大好き駄メイド(ナチュラルに変態)・ストーカー魔術愛好家JC。
・・・残念なことこの上ない。
唯一まともなのが小学生(一般人)という残念っぷり(まあ、この子も途中から目覚めますが、まだ純真な方です)。
彼女曰く「(変な人ばかり集まるので)この土地って呪われてるのかな・・・」とあるように、徹底して全員が何かしらの残念に変態な要素を抱えています。
唯一それを自覚しているのがロリコンJKの乃梨子で、自称魔女時代を黒歴史として認識していて、それでいてロリ(というかリアナとのイチャラブ)に開眼しかけている自分を否定しようとしていたりします(中盤からはもはや手遅れの状態になりますが)。
ある意味一番まともで一番やばい人かも?
常識自体は持ち合わせているのでツッコミ役ではあります。
ただ、自分自身も黒歴史&リアナ関係でコメディリリーフにもなります。

というか、変態が多すぎる・・・
当初はMっ気全開のリアナだけかと思いきや、ほぼほぼ全員が変態でした。2巻以降で惜しげもなく開放してくれます。
サブキャラを含め、欲求に素直な人達ばかりです。
話が進むにつつれて変態度&変人度は当然加速します。
そう、序盤は真人間でいようとしていた乃梨子も無自覚ラブラブ百合に染まっています(カウンセリングの必要性を心配されるレベル)。
そんな彼女すらドン引きするのが駄メイドのシェスカさん。
間違いなく変態が跋扈する本作においても一等変態さんです。
一例を挙げると「好きな子(JC)のDNAを採取する」とか・・・
行動力のある変態ってなんか素敵やん?

ツッコミは途中から交代します。
当初は乃梨子がツッコミを行っていたのですが、彼女が百合にどっぷりはまってからはまひる(元ストーカー)がツッコミを行います。
というか、他の全員がカップル成立して、唯一相手がいないため暴走することがないので必然的にツッコミをせざるをえなくなったというか・・・

4コマレビュー人生において一番“変態”という単語を使った気がする・・・
単行本 発売日 ・1巻:2009年4月21日
・2巻:2010年6月22日
・3巻:2010年9月22日
試し読み
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