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桜色デイズ

作者 高野うい 桜色デイズ
作者ブログ
掲載誌 まんがくらぶ(竹書房)
単行本数 2巻(連載終了)
Wikipedia 桜色デイズ
チャート
内容 「日野さくら」が管理人を務めるアパート「緋桜館」には様々な国の人たちが住んでいる。
イタリア・イギリス・インド・ドイツ・・・
さくらと、ご近所の主婦「佐崎たまみ」を中心とした非常に国際色豊かな4コマ漫画。
最大の特徴はそれぞれの国の文化や風習がネタに織り込まれていることであり、それらの国の事を知るきっかけになる作品。
比較的緩やかな雰囲気のある作品で、絵やタイトルから感じ取れる印象のままの作品。
ネタの多くは国際的な文化を織り込んだものや、キャラクター達の日常を描くもの。
また、時折楽屋裏ネタ的な物も混じる。

インドの美味しいものヒロイン
国際色豊かなネタが特徴(1巻P59左2コマ目)ヒロインの桜さんはいっぱリンガル!(1巻P41左1コマ目)

作者にとって初のファミリー誌での連載作品。
そのため、作者の他の作品と比較しても「誰でも読みやすい作品」に仕上がっている。
感想 様々な国の文化を楽しく知ることのできる作品です。無論、日本の文化もあります。
親しみやすいキャラクター達と緩やかな話で、ほっこりしながら学べる、といった感じの作品ですね。
個人的には、作者さんはこういったファミリー誌の方が向いているのでは?と思えるくらい、いい空気を醸してはります。
爆発的な笑いではないですが、読んでゆったりした気持ちになれる作品、です。

雑学は好きなのですが、実は国際的なネタについてはあまり明るくなかったです、はい。
そういった意味でも、この作品はありがたいですね。
様々な国の小ネタをたっぷり吸収させて頂いています。
いやぁ、私も知りませんでした。ドイツの「ホットビール」。
世界って、まだまだ面白いネタがたくさん詰まってるんやなぁ・・・
それに、「外国の方から見た日本の姿」なんてのもあったりします。
作中の100円ショップや忍者村だけでなく、大型電気量販店も人気だそうです。
あと、意外に評判なのが“ウォッシュレット”(トイレが綺麗な事自体が世界的には珍しいです)や“立体駐車場の回転盤”(駐車場を立体にすること自体、土地の狭い日本ならではの上、日本人らしい精確な技術なので)なんだとか。
「外から見ると実は面白いもの」が溢れているんですね、身近に。

ドイツでは・・・100円ショップ
ドイツのグリューワイン(1巻P94右2コマ目)外国人さんに大人気の100円ショップ(2巻P50右4コマ目)

様々な国の人が登場します。イタリアにドイツにイギリスにインドに・・・
そして、日本代表のさくらさんとたまみさん。
2巻ではドイツ人の「ケルン」さんの妹の「マリアナ」ちゃんも出番が多かったですね。
1巻は様々な国の文化や日本との違いが、2巻では日本の文化や風習に触れる外国の方々、という感じでした。
終始ゆったりとした作風で、肩の力を抜いて読める良作です。

作品の記事としては30本目(書いた当時)。本作もWikipediaに記事を書きました。
登場人物や単行本情報はそちらをご覧下さい。
単行本 発売日 ・1巻:2010年7月22日
・2巻:2011年12月7日
試し読み 竹書房 -TAKESHOBO-:2巻
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