1. トップ
  2. レビュー
  3. ライフ
  4. おじいちゃんデコりました

おじいちゃんデコりました

作者 中西 おじいちゃんデコりました
作者HP
-
単行本数 2巻(連載終了)
掲載誌 まんがライフ女子部(竹書房)
Wikipedia
-
チャート
内容 おじいちゃんをデコる(メイク)してイケメンにしちゃおう!
というトンデモ風味な設定を扱った意欲(?)作。
設定自体もそうであるが、登場するネタも非常に攻めているという印象。
マコ(ヒロイン)の性癖全開&芸人ネタが割と出てくる&根本的にひたすら笑いを求めているという素晴らしさ。
作品のテーマ的に登場人物に高齢者が多く出るものの、総じてマコのメイク(もはや特殊メイク?)によって劇的ビフォアアフターを遂げる。

おじいちゃん
おじいちゃん(メイク後)です(1巻P6・4コマ目)

WEB連載であり、形式はいわゆるワイド4コマ(1ページに1本)。
全ページ常にオチをつけ、徹底して笑いを取りに行くストロングスタイル。
感想 ド頭からヒロインが「男に飢えに飢え、気が狂ったのでおじいちゃんをデコっちゃいました」と吐露しちゃうくらい兎に角攻めた作品です。
タイトルと設定からも分かるように当然「おじいちゃんがデコ(メイク)で若返ることによって生まれるギャップ」が根底にあります。
ですが、ヒロインであるマコのキャラクター性もそれに負けず劣らずパンチ力があります。
「気が狂う」を除いても「腐」に目覚めちゃっていたり、彼氏欲しさに絶叫する言葉のチョイスが秀逸だったり(1巻P122)、おじいちゃん大好き具合が行きすぎちゃっていたり。
表紙はおじいちゃんですが、この作品の最大の肝は彼女だと思っています。

メイク中
ヒロインによるメイク中(1巻P68・3コマ目)

・1巻P12の「シンプルに耳が遠い!!」(千鳥:シンプルに口が臭い!!)
・1巻P31のPPAP(ピコ太郎)
・1巻P94の幽体離脱(ザ・たっち)
などなど、芸人さんのネタがちょいちょい出てきます。
千鳥のネタをまさか4コマで拝める日が来るとは・・・
全体的に徹底したコメディですし、この攻めの姿勢、好きやよぉ。
ヒロインのぶっ飛び具合が最高で、セリフも性癖も壊れ具合も全てが笑いしか生まない奇跡のバランス。
こういう作品がもっと増えてくれたらいいな、とガチで思います。
単行本 発売日 ・1巻:2018年9月21日
・1巻:2019年9月21日
試し読み(連載先) まんがライフ女子部(竹書房)
関連項目 ●ジャンル ●チャート
●データ ●作品研究
-
●作者別
-
●各巻感想
-

戻る