作者 | 渡辺伊織 | ![]() |
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作者HP | THEE SENTIMENTAL UNION | |||||||||
掲載誌 | まんがライフ(竹書房) | |||||||||
単行本数 | 2巻(連載終了) | |||||||||
Wikipedia | ||||||||||
チャート | ![]() |
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内容 |
とある事情からヤンキーだった自分を変えたい名前と顔が不釣り合いな「不動輝蘭里」。 名前に見合った自分になりたい愛され男子の「姫野牙王」。 共に今の自分と名前の不釣合いさを抱く2人が出会い、「名前に見合った自分」を目指す青春コメディ。 そこにさらに「ドン子」のあだ名らしくドン臭い自分を変えたい「七星純子」も加わり・・・
名前がメインテーマとなっている本作。 少しずつ変わろうと模索する中生まれるギャップと人間関係が織りなすコメディは至極の一品。 キャラクター性がそのままネタに直結しており、「キャラクターの魅力≒作品の魅力」と言える。 多くは自分を変えようとするもどうしても怖くなってしまう不動や、男らしくなりたいにもかかわらず癒し系になってしまうヒメが中心に描かれる。 また、サブキャラクターたちの個性も強いことが特徴でもある。 |
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感想 |
先生の作品は他のどの作品よりも「キャラが魅力的」と言えます。 そして、それがそのまま作品の魅力にも。 元々「コンビを描く」に定評のある先生。 今回も不動とヒメというコンビが軸になっています。 この2人がホント魅力的♪ そこにドン子ちゃんが加わって、トリオとしての活動がやがてメインに。 「あ、渡辺伊織はコンビだけやない。描く人間関係全てが魅力的な人なんや!」 そう感じました。 賑やかで一生懸命。自分を変えようと日々試行錯誤する彼らの青春はただの日常ですら読むだけで笑顔になれる日々。 誰も傷つかない優しい笑いがここにあります。 ドタバタで賑やか。それでいて誰も傷つかないというのはホントに凄いことだと思います。 これだけ賑やかなのに被害者がいない作品というのはホントに珍しいんですから。
サブキャラではホント慈島先生(女性)がツボ。 スパイス的存在なんですが、出る度に全てをかっさらうタイプのお方。 出過ぎれば作品の方向が変わってしまいそうなくらいインパクトのある個性の持ち主で、見た目や雰囲気はいわゆる宝塚風。 そして、肝心の中身は・・・不動とヒメについて度々腐的な想像をしてしまうお方♪ 見た目も仕草も言葉もイケメン風味でありながら「よくない想像」をする最強キャラです。 ちなみに、ヒメの憧れの人でもあります。 そして、サブキャラである金井さんはヒメのことが好きで。 ドン子はもしかして不動を意識し始め・・・? そういった恋愛要素が先生の作品で描かれるのは珍しく、これがどうネタや展開に繋がっていくのかも楽しいです♪ 誰にでも安心してオススメができる、というのも先生の作品の特徴ですね。本作もそうです。 誰もが読んで笑顔になれる。そんな作品です。 |
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単行本 | 発売日 | ・1巻:2015年4月27日 | 試し読み | 竹書房 -TAKESHOBO-:1巻 | ||||||
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