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かみおとめ

作者 桐原小鳥 かみおとめ
作者HP Shoujo Hyouhon
掲載誌 まんがタイムジャンボ(芳文社)
単行本数 2巻(連載終了)
Wikipedia
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チャート
内容 大学進学で田舎に引っ越した「宝井和夏」。
ご近所への挨拶回りの途中に倒れ、そんな彼を解放してくれる形で出会った「めしあ」は自称神様の不思議な女の子。
貧乏な神社で一人暮らしの彼女との出会いから始まるほのぼのご近所4コマ。
途中、巫女の「えみね」と和夏の友人の「森村貢」も加わり、村のばぁば達と共にゆるやかで優しい田舎の暮らしを描いていく。
まるで時間が止まってしまったかのように世間とズレているめしあとえみね(えみねは時々妙な事を知っているが)と共に、寂れた神社を盛りたてていく話が多い。
笑いのあるネタというよりも、優しい空気を楽しむ作品。

先生の初の4コマ連載作品にして初の4コマ単行本(4コマ以外では本作以前にもある)。
感想 うちのサイトでは少数派の「笑いがメインではない作品」の一つ。
「笑本」というサイト名を背負いながら、笑いがテーマでない作品を紹介するってことは、それだけ惹かれる何かがあるという証拠でもあります。
実は直前までノーマークの作品でした。4コマファンと言ってもありとあらゆる作品をチェック出来ているわけではありませんし。
ただ、発売前になるとタイムコミックスは1話だけ試し読みが出来るわけで。
「かわいい巫女さんが出てくるだけの空気系かな?だとしたら購入対象外・・・」
なんて思っていたんですが、その1話で「それだけじゃないっぽい」と感じ、気が付けば発売日に1巻を手にしていたわけで。
そして、今こうやってレビューを書いているわけで。
なんでしょう。読んでいると凄く和みます。
笑いを求めて読む作品ではなく、ほんわかしたい時に読む。そんな作品です。
そして、そこに強く惹かれたんです。出会えてよかった!

当然ですが舞台の中心は神社。
めしあとえみねはここに住んでいて、和夏がそこを訪れます。
草食系の彼ですが、何かと話のトリガーになるのも彼。
ちょっとした日常から、神社を盛りたてるアイデアまで色々な事が小さな境内で巻き起こります。
その中で彼女達やご近所のばぁば達と触れあい、ゆるやかで優しい時間。
デフォルメされた可愛らしい絵と頭身の高い絵を使い分けながら、そのなにげなくて大切な時間が紡がれていきます。
ネタとしては、めしあとえみねの世間とのズレ・神社の貧乏さ、この辺りが多いかな?
当然、過激なネタなどはなく、ほのぼのマイルドなネタです。
単行本 発売日 ・1巻:2012年9月6日
・2巻:2013年10月7日
試し読み
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関連項目 ●ジャンル 大学生 ●チャート
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