作者 | ピロヤ | ![]() |
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掲載誌 | COMICメテオ(フレックスコミックス) | |||
単行本数 | 4巻(連載中) | |||
Wikipedia | でこぼこ魔女の親子事情 | |||
アニメ | アニメ公式 | |||
チャート | ![]() |
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内容 |
見た目逆転の魔女親子の最強コメディ。 一見するとまだ少女な母:アリッサと、見た目はすっかり大人だけど極度のマザコン娘:ビオラの賑やかな日常を描く。 ファンタジーの要素、特に「魔女」を描いていることからかなり自由な作風であり、それがコメディに拍車をかけている。 タイトルに「親子事情」とあるように、2人の関係性や日常が話の軸になっており、個性豊かな周囲の人たちと相まってアクセル全開のネタになっている。 特にビオラは16歳ではあるが極度のマザコンをこじらせていることもあり、精神面はやや幼い印象を受け、母親に対する独占欲の強さがネタになることが多い。 「下ネタばっかりやるのはどうかと思いますが!?」という問いが来るくらいには下ネタが織り込まれているが、ベースにあるのが「親子愛」であることもあって温かみを感じる作風に纏まっている。 全編にわたってコメディであること、ネタの多くが勢いのあるものでありツッコミも絶叫系、インパクト&分かりやすいイラストと揃っているため軽快に頁をめくることができる作品。 2023年にアニメ化することが発表された。 |
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感想 |
表紙から想像できないくらいコメディに全振りしている作品であたくし大喜びです。 もうね、1巻から全力で笑いを取りに来てるの。 お試しで1巻を買ってみて、クッキーづくりのエピソードで「続刊も買う!絶対レビューする!」と心に決めました。 笑いをこらえながら自虐るアリッサがもうツボに入って♪ アウリ(アリッサの父)の登場でちょっと黒いネタも入るようになったものの、全体的には明るくて直球の笑いです。 頭を使わずに、ホントに感性だけで笑えるネタ揃っています。 それだけに「内容」でちらりと触れたように下ネタがちょこちょこ入っています。 上で語ったクッキーづくりの回なんかもう1話丸々それで勝負!って感じでしたし。 下ネタの持つ笑いの安定感よぉ・・・ それでいて下ネタ特有の嫌な感じがない辺りは「親子」というキーワードの持つ力なのかもしれません。 そうですよね、子供って言ったら下ネタですよね! ・・・ビオラは既に16歳ですが。 見た目が成熟していることも相まって、ホント精神の幼さが際立つ子だよなぁ。 まあ、アリッサ曰く「16歳なんてつい最近まで受精卵」ですしね。 「悪いのは頭だけ」「不死から目線」「正気と狂気が地続き」「誰よその卵生生物ッ!」など、ワードセンスの良さも光ります。 個人的にこういう短いワードで笑いをかっさらうのは大好物なのでそれだけでテンションが上がります。 こういうのはセンスによるものなんでしょうが、本当に素晴らしいです。 ワードセンスはその人が積み上げてきた人生によってのみ磨かれるものですが、先生はそう言った意味で最高の磨き方をされてきたんでしょうね。 3巻P61の「この話はやめよう」は腹抱えて笑いましたね。しかも、それが4巻P23で天丼になるとは! 実際にはその直後にちゃんとオチが付いているんですが、初見の時はもう噴き出したのなんのって。 久々にこれだけ笑いに振り切った作品を見ました。 しかもそれが長期連載に属するくらいで、アニメ化までされる。 いい話系やほのぼの空気系が席巻する4コマ界でも本当に面白いコメディはちゃんと評価されるんだ、と嬉しいばかりです。 |
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単行本 | 発売日 |
・1巻:2020年5月12日 ・2巻:2021年2月2612 ・3巻:2021年11月12日 ・4巻:2021年9月12日 ・5巻:2023年4月12日 |
試し読み | COMICメテオ(連載先) |
関連項目 | ●ジャンル |
・アニメ化 ・ハイテンション ・ファンタジー ・家族モノ |
●チャート | ・笑い |
●データ | ●作品研究 | |||
●作者別 | ●各巻感想 |