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北欧女子オーサが見つけた日本の不思議

作者 オーサ・イェークストロム 北欧女子オーサが見つけた日本の不思議
作者HP 北欧女子オーサが見つけた日本の不思議 公式HP
掲載誌 北欧女子オーサが見つけた日本の不思議(ブログ)
単行本数 5巻 + 2巻(連載中)
Wikipedia
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チャート
内容 スウェーデン出身の北欧女子「オーサ」先生のエッセイ作品。
来日以来触れてきた日本の日常にある「不思議」を4コマ漫画としてブログに発表。それが単行本化された。
エッセイ作品であり日常であるため非常に親しみやすく読みやすい。
単行本1巻のあいさつにある「自分の国を他の視点から見ると色々新しい発見ができまして、面白いと思っていただければ幸いです」はまさにその通り。
日本のことを再発見できる作品。
感想 中心となるのはタイトルにもなっている「北欧女子の視点から見た日本の不思議なところ」。
そのため非常に日常的で親しみやすい内容です。
身近な事や当たり前のことも海外の人から見るとこんなにも不思議に溢れている、ということを見つけることができるステキ作品。
個人的にお仕事のメンバーに外国人がいるので「この人も最初はこんな風に戸惑ったのかな?」なんて考えたりもします。
確かに日本って外国から見たらおかしなところがたくさんある独特な文化ですし、そもそも日本語って難しい言語ですし。
そんなところを面白おかしく伝えてくれます。

ウチのサイトで中心となる「笑い」よりも「面白い!」が正直な印象。
上記のように非常に親しみやすくて身近な話題が多いエッセイ作品ですので読む人を選びませんし。
その中でも特におすすめなのは文化の違いや日本の不思議なところに興味がある人だけでなく、「オタ道に足を踏み入れている人」だったりします。
4コマに限らなければ「ダーリンは外国人」をはじめ、海外から日本に来た方を描いたエッセイ作品は意外と多いです。
が、「+オタ道」というのは非常に珍しいです。
そのため、「北欧女子」「日本の不思議」「シェアハウス」という要素に加え、「海外のオタクから見た日本」というオンリーワンな要素を持っているのです。
特に海外での漫画事情や表現の違いなどは海外進出を考えてらっしゃる漫画家さんにはすごく参考になるのでは?

改めて見てみると、ホント日本って不思議がいっぱいですね。
特に印象的だったのは2巻P32の「ケンカをする時に敬語を話す」でしょうか。
当たり前に思っていましたが、実はすごく日本人っぽいことだったんだっ!!
全く意識していないところが他の視点から見ると実はとっても日本人的なところ、というのは非常に面白いです。
こういう日本人には絶対に持つことのできない独自の視点は大切ですし面白いですし、武器になります(作中でも語られていますね)。
その一方でスウェーデンの文化ももちろん知ることができますよ♪
「ヴィーガン」って初めて知った。

そして、一番笑ったのは2巻P48の「日本の生活にようこそ」。
このタイミングで♪声を出して笑いました。
気になる方はぜひ書店へGO!

あと、何よりも日本を好きになってくださってありがとうございます。
これからもたくさんの日本の不思議を見つけて下さい!
単行本 発売日 ・1巻:2015年3月6日
・2巻:2015年9月18日
・3巻:2017年3月16日
・4巻:2018年2月22日
・5巻:2020年12月24日
・北欧女子オーサのニッポン再発見ローカル旅:2016年7月21日
・北欧女子オーサ日本を学ぶ:2020年2月14日
試し読み ダ・ヴィンチニュース
関連項目 ●ジャンル エッセイ作品 ●チャート 万人ウケ(高い)
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