作品ID:498
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「美少女は危険を連れて来る」を読み始めました。
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美少女は危険を連れて来る
小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし / 完結
前書き・紹介
今思うとアニメの主人公は苦労していたのだと思う
前の話 | 目次 | 次の話 |
黒夜が目覚め、俺に対する拷問も終了した後(なぜか外傷は無い、何をされたんだ?)
「・・・」
重い沈黙が支配する居間で俺は正座させられていた。
俺の横に黒夜、目の前には義理の姉、名前は色彩十色(しきさいといろ)一言でこの姉を表すなら化け物、その横に幼馴染、名前は都古世界(みやこせかい)俺がここに来る前に住んでいた地域にある都古神社の娘=現役巫女、しかし本人は巫女という立場を嫌っている。現代社会の巫女に対する扱いを考えると分からなくも無い・・・
「・・・四季?」
「はい・・・」
「もう一度聞くけどこの子誰?」
「・・・」
何度聞かれたか分からない質問・・・
「とても説明しずらいのですが・・・」
「いいから説明しなさい」
「・・・」
黒夜のほうを見る。
「・・・ぽわ?ん」
恐怖のあまり魂だけでエスケープしていた。
黒夜は使い物にならないと・・・
「・・・」
沈黙が重い・・・何か打開策を練らなければ・・・
「しー君」
姉貴が身を乗り出してきた。
がし!
神速で首をつかまれた! 息が!
「さっさと吐いて楽になれや・・・それともこのままこの世にお別れするか?」
「四季・・・私ももうこの人止められる自信無いから。早く白状しないと十色さん、本気であんた殺しかねないよ?」
んなご無体な!
恐怖でふやけた頭をフル回転させる。っが何も思いつかない・・・
横を見る。俺が小6のころから集めだしたマンガやライトノベルが収納されている。・・・黒夜が時々読みながら爆笑してたな・・・
その時俺に名案が浮かんだ。今まで読んだ本にもこんな感じの場面があった! そこから打開策を借りよう!
俺が今まで読んだ本の中から台詞を吟味して、この状態を打開できる台詞を・・・
「きゅぅ・・・」
「あら・・・首絞めすぎた・・・テヘ!」
「テヘ! っじゃ無いわよ! 十色さん! 流石にこの世から消したらこの子のこと聞けないじゃない!」
「大丈夫よ世界ちゃん、だってこの子は私の弟よ・・・血は繋がってないけど」
「・・・とりあえず蘇生させましょう」
5分後
「さぁしー君、説明して」
「え?と」
何だっけ! 何か名案が浮かんだんだけどな・・・姉貴の視線が突き刺さる。怖い・・・
そう思った時、俺の口は勝手に動いていた。俺はこの時言ったことを一生後悔するだろう。
「俺の親父の隠し子らしい」
空気が凍った。
「しー君それ本当?」
「ああ、なぁ黒夜?」
俺の声に黒夜が帰ってきた。
「あ・・・ああ、私はこいつの親父と愛人との間に生まれた隠し子で、母親が死んで困っていたときに四季の存在を知ってたずねてきたんだ!」
一気にまくし立てる黒夜。
「そう・・・」
「ふ?ん」
一応納得したらしい。
危機を脱したと思った四季だが、本当の問題はこれから起こるのであった。
「・・・」
重い沈黙が支配する居間で俺は正座させられていた。
俺の横に黒夜、目の前には義理の姉、名前は色彩十色(しきさいといろ)一言でこの姉を表すなら化け物、その横に幼馴染、名前は都古世界(みやこせかい)俺がここに来る前に住んでいた地域にある都古神社の娘=現役巫女、しかし本人は巫女という立場を嫌っている。現代社会の巫女に対する扱いを考えると分からなくも無い・・・
「・・・四季?」
「はい・・・」
「もう一度聞くけどこの子誰?」
「・・・」
何度聞かれたか分からない質問・・・
「とても説明しずらいのですが・・・」
「いいから説明しなさい」
「・・・」
黒夜のほうを見る。
「・・・ぽわ?ん」
恐怖のあまり魂だけでエスケープしていた。
黒夜は使い物にならないと・・・
「・・・」
沈黙が重い・・・何か打開策を練らなければ・・・
「しー君」
姉貴が身を乗り出してきた。
がし!
神速で首をつかまれた! 息が!
「さっさと吐いて楽になれや・・・それともこのままこの世にお別れするか?」
「四季・・・私ももうこの人止められる自信無いから。早く白状しないと十色さん、本気であんた殺しかねないよ?」
んなご無体な!
恐怖でふやけた頭をフル回転させる。っが何も思いつかない・・・
横を見る。俺が小6のころから集めだしたマンガやライトノベルが収納されている。・・・黒夜が時々読みながら爆笑してたな・・・
その時俺に名案が浮かんだ。今まで読んだ本にもこんな感じの場面があった! そこから打開策を借りよう!
俺が今まで読んだ本の中から台詞を吟味して、この状態を打開できる台詞を・・・
「きゅぅ・・・」
「あら・・・首絞めすぎた・・・テヘ!」
「テヘ! っじゃ無いわよ! 十色さん! 流石にこの世から消したらこの子のこと聞けないじゃない!」
「大丈夫よ世界ちゃん、だってこの子は私の弟よ・・・血は繋がってないけど」
「・・・とりあえず蘇生させましょう」
5分後
「さぁしー君、説明して」
「え?と」
何だっけ! 何か名案が浮かんだんだけどな・・・姉貴の視線が突き刺さる。怖い・・・
そう思った時、俺の口は勝手に動いていた。俺はこの時言ったことを一生後悔するだろう。
「俺の親父の隠し子らしい」
空気が凍った。
「しー君それ本当?」
「ああ、なぁ黒夜?」
俺の声に黒夜が帰ってきた。
「あ・・・ああ、私はこいつの親父と愛人との間に生まれた隠し子で、母親が死んで困っていたときに四季の存在を知ってたずねてきたんだ!」
一気にまくし立てる黒夜。
「そう・・・」
「ふ?ん」
一応納得したらしい。
危機を脱したと思った四季だが、本当の問題はこれから起こるのであった。
後書き
作者:総 誉 |
投稿日:2010/11/01 21:44 更新日:2010/11/01 21:45 『美少女は危険を連れて来る』の著作権は、すべて作者 総 誉様に属します。 |
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