作品ID:579
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もう未練はありませんか?
小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし / 完結
前書き・紹介
七人目
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まるで画用紙をあわせて作ったような空間がある。壁の一面には壁絵が描かれていた。
そこには一人の少年がいた。年は17歳ぐらいである。髪と瞳の色は濃い藍色である。
「・・・・・・ここどこ?」
「ここはあなたに救いを与える場所です」
どこからか聞こえた声に身構える少年、周りを見回すと・・・・・・
「・・・・・・・・・・・・」
目の前の光景に絶句する少年、目の前にあったのは・・・・・・
黒猫の死骸と謎の真っ白い物体
としか表現できない代物だった。真っ白い物体はよく見なければ分からないくらいだ。
カムフラージュ率は余裕で50%超えてるな。っとか考えながら横たわる屍に話しかける少年。
「え?と始めまして。あなたは誰ですか? またはなにですか?」
「始めまして。それと誰ですかであってます」
力を使い果たしたようにぐったりしていた物体はどこからか取り出した真っ白い鎌を杖にして立ち上がった。立ち上がったそれは少女だった。真っ白い髪は乱れ、目は死んだ魚のような感じである。
「言いたくなければいいけどなにがあったの?」
「過酷な戦いでした」
「なにがあったの!?」
「絶望とはあの時のための言葉だと思います」
「よほどのことがあったんだね」
「仲間が一人・・・・・・っく!」
「生きてるからね」
「うわ! 猫が喋った!」
「私の必殺技はことごとく無効化され」
「猫が喋るのは疑問だけどいまは無視しよう。ってか必殺技!?」
「絶叫しながら逃げ回ってただけだけどね」
「何度も何度も倒されました。だけどそのたびに不屈の心で立ち上がりました」
「最初から折れてたじゃん」
「折れてたんだ」
「助けを求めたい気持ちを抑えて」
「口を開けば『たすけてぇぇええええええええええええ!!!』だったけど?」
「めっちゃ助け求めてる!」
「そして・・・・・・私は勝利したのです」
「一匹も倒せずにね」
「それは勝利と呼べるのか?」
そして再び突っ伏す少女、もう立ち上がる気力も無いと言う感じである。すると今度は黒猫がゆっくりと立ち上がってのびをしてから。
「僕の名前はディクショナリー。長いからディーでいい。こっちで突っ伏して動かなくなってるのはここの管理人、名前はアンナ。苗字は白猫と書いてはくびょう」
「僕の名前は欺奏巧(ぎそうたくみ)他にも名前はあるけどそれは本名じゃないからいいよね?」
「本名じゃない?」
「ええ、僕は生前詐欺師だったからね」
『詐欺師!?』
「鎌をもった集団に追いかけられたけどあれ死神だしょう? 事態大体把握してるよ」
いろいろな意味で厄介そうな相手だった。
果たして杏奈は相手になるのだろうか?
そこには一人の少年がいた。年は17歳ぐらいである。髪と瞳の色は濃い藍色である。
「・・・・・・ここどこ?」
「ここはあなたに救いを与える場所です」
どこからか聞こえた声に身構える少年、周りを見回すと・・・・・・
「・・・・・・・・・・・・」
目の前の光景に絶句する少年、目の前にあったのは・・・・・・
黒猫の死骸と謎の真っ白い物体
としか表現できない代物だった。真っ白い物体はよく見なければ分からないくらいだ。
カムフラージュ率は余裕で50%超えてるな。っとか考えながら横たわる屍に話しかける少年。
「え?と始めまして。あなたは誰ですか? またはなにですか?」
「始めまして。それと誰ですかであってます」
力を使い果たしたようにぐったりしていた物体はどこからか取り出した真っ白い鎌を杖にして立ち上がった。立ち上がったそれは少女だった。真っ白い髪は乱れ、目は死んだ魚のような感じである。
「言いたくなければいいけどなにがあったの?」
「過酷な戦いでした」
「なにがあったの!?」
「絶望とはあの時のための言葉だと思います」
「よほどのことがあったんだね」
「仲間が一人・・・・・・っく!」
「生きてるからね」
「うわ! 猫が喋った!」
「私の必殺技はことごとく無効化され」
「猫が喋るのは疑問だけどいまは無視しよう。ってか必殺技!?」
「絶叫しながら逃げ回ってただけだけどね」
「何度も何度も倒されました。だけどそのたびに不屈の心で立ち上がりました」
「最初から折れてたじゃん」
「折れてたんだ」
「助けを求めたい気持ちを抑えて」
「口を開けば『たすけてぇぇええええええええええええ!!!』だったけど?」
「めっちゃ助け求めてる!」
「そして・・・・・・私は勝利したのです」
「一匹も倒せずにね」
「それは勝利と呼べるのか?」
そして再び突っ伏す少女、もう立ち上がる気力も無いと言う感じである。すると今度は黒猫がゆっくりと立ち上がってのびをしてから。
「僕の名前はディクショナリー。長いからディーでいい。こっちで突っ伏して動かなくなってるのはここの管理人、名前はアンナ。苗字は白猫と書いてはくびょう」
「僕の名前は欺奏巧(ぎそうたくみ)他にも名前はあるけどそれは本名じゃないからいいよね?」
「本名じゃない?」
「ええ、僕は生前詐欺師だったからね」
『詐欺師!?』
「鎌をもった集団に追いかけられたけどあれ死神だしょう? 事態大体把握してるよ」
いろいろな意味で厄介そうな相手だった。
果たして杏奈は相手になるのだろうか?
後書き
作者:総 誉 |
投稿日:2010/12/01 20:56 更新日:2010/12/05 20:35 『もう未練はありませんか?』の著作権は、すべて作者 総 誉様に属します。 |
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