「昔の癖・・か」

私は１人で買い物に向かっている

弟は料理がつくれないから仕方なく買い物までしてしまっているのだ

それに片手には参考書

これが癖だ

小さい時からの癖・・・

「虽然没有,说七癖性可是这个毕竟新奇（無くて七癖というけど、これはさすがに珍しい）」

はぁ、とため息をつく

あの継母のセイかと思う

そんな時

いかにも不機嫌そうな顔をした背の低い、細身の男が歩いてきた

そして・・・

「アルバイト・・・」

とつぶやいていた

それは先ほど私と福間がやろうとしていたバイトであった

「あの・・・それ、やるんですか？」

福間と似たような質問をした

「関係ないだろ・・・」

とにらんでくる

否、睨んではいないのだろう、ただこちらを見てるだけ

「わたし、これやるんですよ」

というとまた張り紙を見て

「２人以上・・・」

とつぶやき

「こんな簡単な事に二人もいらないだろ。僕一人で…できるよ」

といった

「ですけど、二人以上という規定は変わりませんよ」

まぁ、当たり前だが

そして

「良かったら、私たちと組ませんか？」

無理かと思ったがよほど金に困っているのか

「わかった、組む」

渋々である

「それじゃあ、自己紹介でも」

といい

「冥賀　静人だ・・・」

「菅凪　未来です」

先程と同じ自己紹介である

彼を誘った理由は







多いほうが楽だから





である