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作品ID:692
「悪夢ではない。これは現実だ。覚えておきたまえ」へ

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悪夢ではない。これは現実だ。覚えておきたまえ

小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし / 休載中

前書き・紹介


ぷろろーぐ 腐って動いて呻いて走って食いついて、兎に角やめて!

目次 次の話







「…ねえ」



「何よ?」



「臭いね」



「そうね」



「何ていうか…死臭ってこういうのいうのかな?」



「腐臭の間違いよ」



「あ、やっぱり? 鼻が駄目になりそう…」



「あたしだって同じ」



 一呼吸。



「何か、もぞもぞ動いてるね」



「そうね」



「わたしたちに、向かってくるよ?」



「そうね」



「もたもたしてるけど、確実にこっち来てるよ?」



「そうね」



「逃げないの?」



「逃げるに決まってるでしょうがぁぁぁぁぁ!!!」



 あたしたちは脱兎の如く逃げ出した。











 悪夢ではない、これは現実だ。覚えておきたまえ。



 朝起きたら、あたしんちの外にゾンビがいました。



 ケータイを残された謎のメッセージを聞いて、窓を開けたら何でか腐臭が鼻に入った。



 よくその場で吐かなかったと思う。



 やばそうなので、窓を閉めて布団を頭から被って寝た。



 ユメの気がした。



 いいえ、これは夢だと思って。



 現実でした。



 布団の中にまで、腐臭がしてきて飛び起きた。



 周りをみても、いつもどおりのあたしの部屋。



 腐臭以外はいつもと同じ。



 腐臭は外からする。



 いやな予感がした。



 もう一度、窓を開けた。



 ゾンビだ。ミイラじゃなくて。湿っている皮膚と、見た目がバイオのゾンビに酷似している。



 あたしはゾンビのゲームを、親友から借りたばかりだ。



 そして、昨日はそれをやって寝た。



 だからこんな夢をみるんだ、と思ったけど。



 いいえ、現実です。



 臭いです、鼻が駄目になりそうです。



 眉を顰める。



 最悪だ。



 おなか減った。



 でも、臭すぎて食べる気がしない。



 取り合えず、一階に降りよう。



 窓を閉めて、着替える。



 いつものお気に入り。



 デニムスカートに、黒い半そで。BlackBirdと書いてある、大好きなもの。



 その上にジャケットを着た。



 今日は、その親友と買い物とゲーセンで遊ぶ約束をしている。



 ケータイと、財布だけ持っていく。



 バックとか、そういうのにあたしは興味がない。



 だから、いつもこれだけ。



 お母さんからは、女の子らしくしなさいとよく言われた。



 でも、あたしはそういうの嫌い。



 だから、スカートは穿いてもチャラチャラしたのは嫌い。



 まあ、これでいいかな。



 未だに臭う腐臭を無視して一階に降りた。



 そして、外に出たのだ。



 そう、愚かにも。

後書き


作者:ゾンビの方程式
投稿日:2011/05/14 11:40
更新日:2011/05/14 11:42
『悪夢ではない。これは現実だ。覚えておきたまえ』の著作権は、すべて作者 ゾンビの方程式様に属します。

目次 次の話

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