作品ID:969
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バナナ王国
小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし / 休載中
前書き・紹介
1、バナ王演説
目次 | 次の話 |
「バナ王! バナ王!」
数万人はいるであろう国民は、興奮を隠さず、感情をむき出しにして、今か今かとバナナ王国の国王、バナ王を王国広場で待っていた。
バナ王は群集の、飛び交う喧騒の中、2階のカーテンとドアを開け、バルコニーにすっと出てきた。
国王を目にした国民の興奮は最高潮に達し、気を失いバタバタと倒れて行く人などが多発した。
国王はマイクを使い澄んだ声で語り始める。
「今日は、国民の皆にお話がある。私がバナ子と付き合っているのは知っていると思うが、実は……。結婚することになったのだ。式は来週の日曜日に行う」
その言葉を聞いた民衆の声は一層激しくなった。
「おめでとう」「幸せにね」など無数の言葉の宝石が国王の耳に届き、国王は目にうっすらと涙を溜めた。
「そこで、是非国民の皆を招待したいと思う。来週の日曜日にこの広場でパーティーを開き皆と喜びを分かち合いたい」
国王はそういうと「今日の話はこれでおしまいだ」と言い、バルコニーから王国でのみ育てられている特製のゴールデンバナナを惜しげもなく大量に、民衆に向かって大砲を使い投げた。
騒ぎはしばらくの間収まらなかった。
数万人はいるであろう国民は、興奮を隠さず、感情をむき出しにして、今か今かとバナナ王国の国王、バナ王を王国広場で待っていた。
バナ王は群集の、飛び交う喧騒の中、2階のカーテンとドアを開け、バルコニーにすっと出てきた。
国王を目にした国民の興奮は最高潮に達し、気を失いバタバタと倒れて行く人などが多発した。
国王はマイクを使い澄んだ声で語り始める。
「今日は、国民の皆にお話がある。私がバナ子と付き合っているのは知っていると思うが、実は……。結婚することになったのだ。式は来週の日曜日に行う」
その言葉を聞いた民衆の声は一層激しくなった。
「おめでとう」「幸せにね」など無数の言葉の宝石が国王の耳に届き、国王は目にうっすらと涙を溜めた。
「そこで、是非国民の皆を招待したいと思う。来週の日曜日にこの広場でパーティーを開き皆と喜びを分かち合いたい」
国王はそういうと「今日の話はこれでおしまいだ」と言い、バルコニーから王国でのみ育てられている特製のゴールデンバナナを惜しげもなく大量に、民衆に向かって大砲を使い投げた。
騒ぎはしばらくの間収まらなかった。
後書き
作者:ラビリンスコーヒーLv1 |
投稿日:2012/03/05 22:18 更新日:2012/03/05 23:44 『バナナ王国』の著作権は、すべて作者 ラビリンスコーヒーLv1様に属します。 |
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