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作品ID:513
「美少女は危険を連れて来る」へ

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美少女は危険を連れて来る

小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし / 完結

前書き・紹介


三つの月

前の話 目次 次の話

 まず、俺が最初にとった行動は、姉貴に電話をすることだった。

『あらしー君、しー君から電話なんてめずらしいわね』

「姉貴! 無事なのか!?」

『大丈夫よしー君・・・どうした?』

 俺の様子がおかしい事に気づいたようだ。

『四季、なにがあった?』

「姉貴、世界は近くにいるか?」

『いねぇ』

 クソ! やられたのは世界か!

「姉貴は無事か?」

『無事じゃなければ電話に出てねぇよ』

「何か変わった事は?」

『昼間の間に誰かにつけられたけど普通にまいた。私を闇討ちしようなんて百年早い!』

 良かった。いつもの姉貴だ。

「分かった、聞きたい事はこれぐらいだ。あんまり外には行かないでくれ!」

『四季!? 事情ぐらい説明しやがれ・・・』

 プチ・・・ツーツーツー







 がちゃ!

「黒夜、今帰った!」

「遅いぞ四季、私は飢えて死ぬかと・・・」

「悪いけどゆっくり飯食ってるヒマは無い!」

 黒夜の手を引っ張って玄関へ走る。

「四季!? 事情くらい説明しろ!」

「走りながらでも食べれるような物は買っておいた! 急げ! 事情は走りながら説明・・・」

「食べ物だと!? 急げ! 私は腹が減っているんだ!」

 お前単純でいいな・・・







「・・・もぐもぐ、なるほど・・・そう言うわけか・・・もぐもぐ」

 走りながら黒夜に事情を説明する。こいつ走りながら物食ってのどに詰まらないのか?

「相手の情報は全く無いといっても過言じゃない。ただお前を引き渡せといってるあたりお友達ではないな」

「四季には私の実験の名称までは知られたくなかったな・・・もぐもぐ」

 食べるのはやめないのな・・・

「《虚無》の実験とか言ってたな、それぞれ名称があるのか?」

「ある、んぐ、ごほごほ」

 あ、詰まらせた。

「ほら、お茶だ」

「ごくごく、ぷはぁ! 死ぬかと思った・・・四季は何か食ったのか?」

 正直何も食べてないが、そんな事言ってるヒマじゃないだろ、っと言う前に黒夜が菓子パンを一つ投げてきた。

「私は疲労は誤魔化せるが空腹はどうにも出来ない」

 ・・・食っておくか・・・







 都古神社に着いた。時間は夜になってしまった。今日は三日月だ。

「ここか」

「場所は神社ではなく、その横の林だな」

 慎重に周りを警戒しながら進んでいくと・・・

「あら」「予定より」「早いわね」

 林の中から双子が姿を現した。

「っで、俺の大切な人は無事なのか?」

「ここに」

 そう言って片方が林の闇の中に消えていった。少し待つと縄で縛られた世界がつれてこられた。

「私たちは」「あなたをここに呼び出したかった」「だけなので」「この方はお返しします」

 こちらに突き飛ばされる形で世界が返って来た。

「よぉ世界、お前そんな趣味があったんだな」

「四季あんたいつか殺す」

 何か怖いこといってる。

「とりあえず世界は家に帰れ」

 すると世界は案外すんなり帰っていった。

「それで、何で世界なんだ?」

「最初は」「あなたのお姉さんを」「標的にしていたのですが」「撒かれてしまいました」

 さすが姉貴としかいえない・・・こんな非常識のかたまりみたいな物をいとも簡単に撒いてしまうとは・・・

「四季、お前の姉は何者だ?」

「俺が知ってたらいいな・・・」

 黒夜の武器化を始める。

「あ?黒夜を渡せと言ってるが、残念だが最初から渡す気全然無い」

「残念」「ですね」

 黒夜の武器化が終わった。

「俺の名前は色彩四季だ。別に名のり返さなくていいぞ、ただの自己満足だ」

『私は《虚無》の実験体シリアルナンバー37番、唯一の成功体、名前は色彩黒夜だ』

 俺と黒夜が名のると向こうの右側のほうが前に出てきて名のりをあげた。

「私はこの子の姉で名前は満月(まんげつ)」「私は妹の新月(しんげつ)です」

「さて、お互い名のりをあげ終えたな、じゃ・・・始めるか」

 戦いが始まった。

後書き


作者:総 誉
投稿日:2010/11/06 22:29
更新日:2010/11/06 22:31
『美少女は危険を連れて来る』の著作権は、すべて作者 総 誉様に属します。

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