小説を「読む」「書く」「学ぶ」なら

創作は力なり(ロンバルディア大公国)


小説投稿室

小説鍛錬室へ

小説情報へ
作品ID:516
「美少女は危険を連れて来る」へ

あなたの読了ステータス

(読了ボタン正常)一般ユーザと認識
「美少女は危険を連れて来る」を読み始めました。

読了ステータス(人数)

読了(46)・読中(0)・読止(0)・一般PV数(108)

読了した住民(一般ユーザは含まれません)


美少女は危険を連れて来る

小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし / 完結

前書き・紹介


月が満ちるとき、もう一つの月が影を作る

前の話 目次 次の話

 相手が構えるのも確認せず先攻を取る。二対一なんだ、早めに片方を潰さなければ不利だ。

「はぁ!」

 掛け声と共に体全体で体当たりするように突っ込む、相手は動かない。

 捕らえた!

「ほら、新月、危ないわよ」

 いきなり目の前から双子の片方が姿を消した。もう一人のほうを見るとどうやらもう一人のほうが引っ張ったらしい。

「いくわよ新月」

「いけるよお姉ちゃん」

 引っ張った勢いを殺さずにハンマーのように振り回す。さっきの攻撃で体勢が崩れているため回避も防御も出来ない!

 がつん!

 振り回されたほうのかかとが俺の後頭部を捉える。

「がはっ!」

 ぐるぐる回る視界、背中に激痛。

「あっけなかったね」

「そうだね」

「うふふふふふ」

「くすくすくす」

『四季、狸寝入りはほどほどにして立ったらどうだ』

 黒夜にはお見通しのようだ。

「そんな事言うなよ、ダメージはあるんだから」

 立ち上がって構えを取る。

「驚いた、本気でやったのに」「お姉ちゃん、私ちゃんとかかとで蹴ったよ?」「大丈夫、新月は悪くない」「良かった」「くすくすくす」「うふふふふふ」

「俺らにとってはどっちがどっちかわからないのがきついな」

『今の会話の内容から現在は右が満月、左が新月だ。ちなみに四季に蹴りを入れたのは新月だ』

「んなことは分かる」

 どうやら実力はあるようだ。

「そういえば」「あなたに伝言を頼まれていました」

「何だ?」

「刃さんって方からで」「私は納得していない、またいずれ」「ですって」「うふふふふふ」「くすくすくす」

 だろうな、また戦う事になるのかな?

「では、今度は」「こっちから行きます」

 新月のほうが突っ込んできた。上段からのかかと落とし。

「あまい!」

 右足を横にずらし最低限の動きで回避して次に備える。

「くすくすくす」

 笑いながら追撃してくる新月、後ろに下がり回避・・・っが、いきなり体が宙に浮いた。

「なっ!」

 後ろを見ると、しゃがみながらかかとで俺の足を払う満月が・・・

 嫌な連携するなちくしょう!

「ぐは!」

 背中からもろに倒れこむ、目を開けるとちょうど月が見えた。

「っち」

 舌打ちして立ち上がろうとすると・・・

「おにいさん、ゲームオーバーです。くすくすくす」

 大きなナタを振りかぶる新月がいた。

 背後の三日月の淡い光を浴びて怪しく輝くナタがいま・・・



振り下ろされた。

後書き


作者:総 誉
投稿日:2010/11/07 20:02
更新日:2010/11/08 18:37
『美少女は危険を連れて来る』の著作権は、すべて作者 総 誉様に属します。

前の話 目次 次の話

作品ID:516
「美少女は危険を連れて来る」へ

読了ボタン


↑読み終えた場合はクリック!
button design:白銀さん Thanks!
※β版(試用版)の機能のため、表示や動作が変更になる場合があります。
ADMIN
MENU
ホームへ
公国案内
掲示板へ
リンクへ

【小説関連メニュー】
小説講座
小説コラム
小説鍛錬室
小説投稿室
(連載可)
住民票一覧

【その他メニュー】
運営方針・規約等
旅立ちの間
お問い合わせ
(※上の掲示板にてご連絡願います。)


リンク共有お願いします!

かんたん相互リンク
ID
PASS
入力情報保存

新規登録


IE7.0 firefox3.5 safari4.0 google chorme3.0 上記ブラウザで動作確認済み 無料レンタル掲示板ブログ無料作成携帯アクセス解析無料CMS