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作品ID:750
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龍は将の先輩

小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし / 完結

前書き・紹介


祭り

前の話 目次 次の話

夏の土曜日の夜であった。



その日は夏祭りで、将輝は神社の階段前に来ていた。



「・・・・・・」



かれこれ何年ぶりであろうか?



ひとつひとつ石段を昇りきり、屋台を見てみる。



オジサンがつくってるたこ焼き。

お姉さんが座っている水ヨーヨー釣り。



そして、ひとつの屋台に釘付けになった・・・・・・。



「・・・・・・?!」



四神 麒麟が、射的の屋台にいた・・・・・・。



「・・・・・・麒麟?」

「ん?」



麒麟がこちらを見た。



「将輝か。 コイツに挑戦しに来たのか?」

「いや、そうじゃなくて・・・・・・」



「「・・・・・・何故お前が屋台を開いている」・・・・・・って、はっ?!」



麒麟が、こちらと同じ台詞を一語一句間違えず言いきった。



「最近、手に取るようにわかってきたんだよ」

「マジかよ・・・・・・」



麒麟は、また成長したのだ。



「んで? 真とうまくやってるのかい?」

「まあ・・・・・・ボチボチ・・・・・・」

「ハッ」



鼻で笑う麒麟。

今すぐ狙撃したい。



懐からエアガンをだしたのと・・・・・・。



・・・・・・麒麟がポケットから、中国の手裏剣を首筋に添えたのは同時であった。



「っ・・・・・・」

「それで俺を撃てると思うな」



・・・・・・いつの間にか、将輝は他の屋台の前にいた・・・・・・――

後書き


作者:四神 麒麟
投稿日:2011/06/03 20:57
更新日:2011/06/03 20:57
『龍は将の先輩』の著作権は、すべて作者 四神 麒麟様に属します。

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