其之五十
※無駄に長いエロ。読み飛ばしても支障なし
※モロ語、ヒロイン攻め要素あり、素股
自宅に到着するとすぐに玄関先にもかかわらず、悟空はもう待ちきれないと言わんばかりにの腰を抱いて激しくキスをした。よほど我慢が辛かったのかが腰をひくりと動かすたびに、悟空は下半身の疼きを強く押しつけてきた。これから先なにが起こるかも知らないのに、本能で気持ち良くなる方法がわかっているのだろうか。
「オラ、もうガマンできねえ……!」
「ん……よくできました」
少し上にある悟空の頭をよしよしと子供にするように撫でてあげる。だが、これからが行うことは子供のお遊戯ではない。大人しく気持ちよさそうに撫でられている悟空を連れてソファへと座らせた。
「さっきっからちんちんが痛え……オラどうしちまったんだ?」
「大丈夫。これから私が治してあげるから悟空はじっとしてて」
本当になにもわからぬ幼子のようだ。体ばかりが大きくなって、まるで精神は置いてけぼり。ただ自分の性器になにか異変が起きて履物を苦しそうに押し上げているのは理解しているようだ。は努めて冷静に、安心させてあげるようにやさしくやさしく声を掛け、悟空の隣にぴったりと体をくっつけて短いキスを繰り返す。悟空は物欲しげに体を震わせながらも言いつけ通り大人しくのキスを受け入れていた。
「悟空のここがこんなに硬くなるのはおかしいことじゃないんだよ。男の人は気持ちよかったり、興奮するとみんなこうなってしまうの」
「ぅ、くッ…………!」
「お腹がすいたり、おしっこにいきたくなるのと一緒」
すでに一部分を濡らしている道着の上から、しっかり硬く盛り上がった悟空の性器をゆっくり撫で上げた。それだけでも今まで我慢し続けていた悟空にとっては、思わず声をもらすほどの待ちに待った刺激であった。が睾丸から竿のかたちを確かめるように触るたびに、悟空の腰がもっともっとと前後に小さく動く。辛そうに、けれどもどこか恍惚とした表情を浮かべる悟空に、きゅんと子宮が疼く感覚を覚えた。
「悟空はひとりでこんな風に弄ったことないの?」
「ね、ねえよ……っふ……とキスする前まで……はあ、あ、こんななったこともねえし……」
「じゃあ私とのキスが気持ちよくって興奮してくれたのかな……?」
素直にうれしかった。愛する旦那に欲情してもらって、妻として悦ばないはずがない。
「んっ、…………あちい……」
「そうだね、きつそうだから脱ごっか」
ねだるように目をとろんとさせ、戸惑いながらも快楽を享受し始めている悟空がなんだかかわいくて、はそっと慈しむように悟空の唇に自分の唇を重ねて道着の腰紐を緩めた。下衣を下ろそうとしたら、悟空の性器が引っ掛かった。もはやそれすらも刺激となるらしく、悟空は短く熱い吐息をもらした。そんな悟空の様子に気づきつつも、は再び引っ掛からないように丁寧に下衣を下ろすと、ぶるんとお腹にくっつくほど反り返った自身がむわりと男のにおいと熱気を纏いながら顔を出した。悟空の逞しい肉体と強靭な精神を象徴するかのように、脈を打って血管が浮き出た太くて硬い男根には一瞬目を奪われて凝視してしまったが、やっと息苦しい圧迫から解放された悟空はそれどころではなかった。
「これがオラのちんちんなんか……?」
「そう……このおしっこが出るところからとろとろの汁が出てるのわかる? これも気持ちよくなったり、興奮すると自然と出るものだよ」
びくびくと震えながらもから与えられる刺激を今か今かと待つ悟空の陰茎からは、さんざん我慢した所為で透明なカウパーが滲み出ていた。は悟空に教えるように鈴口をくりくりと撫で、そのままガマン汁を亀頭全体に塗り付けてカリを擦り上げると、明らかに悟空の反応が変わってきた。
「うあっ……! は、ッやべえ……!」
「痛くない……?」
「だい、じょぶだ……もっと触ってくれるか……?」
「ん……いっぱい気持ちよくなってね」
無知でまっさらだった悟空はいまやの齎す快感に夢中になっていた。あくまで悟空に教えてあげるという立場で振舞っていたも、艶を含みだした悟空に自然と息が上がっていく。の細い指先が健気に自身に触れるたびに、悟空の奥底に眠るどろどろとした征服欲が満たされていく。いつも恥ずかしがりで強気で勝気な彼女がこんなにも献身的に、悟空が気持ちよくなるためだけに手を動かしている事実が、悟空の雄の欲望をどうしようもなくつついてくる。
「う、っく……はあっは、ッ!」
「こうして擦られるのがきもちい?」
だらだらと流れ出る悟空の汁を先っぽから竿全体に塗りのばし、優しく握って上下に動かすと、悟空は気持ちよさそうに目を閉じて息を深く吸って吐いてを繰り返していた。裏筋を刺激すると陰茎だけでなく、綺麗に割れた腹筋もひくひくと動いて酷く煽情的であった。自身もはじめて男性を慰めたので、うまくできているか不安であったが、悟空の反応を見る限りこのまま導けそうだ。
「っあッ、ぐ、っ……!」
「ここ? ここがすきなの?」
だんだんと気持ちよさが蓄積していく悟空は背中を駆け上がる快感に抗えず、大腿部を小刻みに震わせて腰を前に突き出すようにしての擦る手を求めた。悟空の動きに合わせても質量を増した陽物を握った手を上下に素早く動かす。くちくちといやらしい水音と熱のこもった吐息が静かな室内を支配していた。
「なんか、っ、で、ちまう……しょんべん、がっ……!」
「ん、いいよ……出して、ここに出して」
「くっ……、う、ぁ…………ッッ!!」
絶頂を迎えた悟空はもちろんおしっこではなく、精液をびゅるびゅると勢いよく噴き出した。どろりとした粘稠な精液はの手やソファを汚す。最後まで出しきるように扱くと、だんだんと勢いや粘性を失った残滓が竿を伝っていった。
「いっぱい出たね。このねばねばしたのはおしっこじゃなくて精液。赤ちゃんの元になるものよ」
至る所に飛び散った精液を拭いてしまおうとティッシュをさがすは気がついていなかった――あの悟空が荒く息を出し入れしながらケダモノのように瞳をギラつかせて自分を狙っていることに。
出すものは出したが一度の射精では悟空の興奮は到底冷めず、イチモツから手を放していたの手を奪っていまだ硬さと太さを保つ悟空のモノをそのまま握らせ、その上に自分の手を重ねた。
「ご、悟空……!?」
「わりい……でもオラとまんね……っ!」
射精を終えるまでされるがままだった悟空が今度は自分と、の手を使って脇目も振らずに自身を扱いていた。そこにあの頃の幼い悟空はおらず、覚えたての快楽にひれ伏すただの男がいた。つい先刻の甘美な充足感が忘れられないのだろう。
「いいよ、悟空……キスして……」
最初こそ驚いたものの、悟空が自分の手で気持ちよくなれるのであればカウパーや精液まみれになっても気にならなかった。それどころか悟空の道着を引っ張ってそのままキスをねだる。もはや理性が崩壊した悟空は上下に動かす手を休めずに、噛みつくようにの唇を貪り、歯列をなぞり、舌を絡ませ、吸いついた。
「あ、ンふ……はあっは、っ」
「ッ、ぐ、………………で、るっ!」
と激しく口づけを交わしてカリと裏筋を中心に少し強めに擦りながら自身を握り、素早く動かすと悟空はまたも二度目の絶頂を迎えた。たて続けの射精にもかかわらず、びゅーびゅーとそれなりに濃い白濁の液を飛ばして床を汚す。
「は、っは……すまねえ……汚しちまった……」
乱れた息を整えた悟空の第一声は謝罪だった。おそらく汚したソファや床に対しての謝罪ではないだろう。口では謝っている悟空だが、自分の出した体液でべたべたに汚れたは悪くない眺めだった。それどころか自分の中に秘めていた穢れた独占欲が満たされていた。そんな悟空の欲求を満たす餌食にされているとは思いもしないは、勝手した悟空を咎めることなく、穏やかに微笑みながらティッシュで丁寧に自分の手と悟空の性器を拭き取っていた。その様はとても従順で、いとおしさがこみ上げてくるほどだ。
「元気な証拠だから気にしないの! それより苦しいのは治った?」
「ああ! 次はの番だな!」
「わっ私はいいよ! 悟空が治ったならそれでいいから!」
「ちんちんは落ち着いたけどさ、に触りてえのはおさまんねえよ」
「ひあぅ!?」
を膝の上に引き寄せると、後ろから抱きしめて耳元に息を吹きかけた。悟空の予想通りはかわいらしい悲鳴をあげて大人しくなる。
「ははっおめえ耳よえーなあ」
「悟空っ!」
咎めるように声を上げるに甘えるように悟空はぎゅっと抱き着く。
「なあ……オラもに触っちゃだめなんか……? がオラにしてくれたようにオラもに触りてえ」
大事そうにを抱える悟空は憑き物が落ちたかのようにやさしい顔をしていて、先ほどまでの猛々しさは感じられない。悟空はの後頭部に頬をすり寄せ、鼻先で髪をかき分けるとのにおいを直に感じながら艶のある髪にキスを落とした。
「やっ! においかがないでよ……!」
「オラのにおい好きだぞ?」
「そういうこと言ってんじゃないの!」
「そんな気になるなら風呂入るか? オラも汗流してえし」
「は!? ま、まって!」
「だめだ。オラさんざん待ったかんな。もう待たねえ」
いつだっては頑なに一緒にお風呂には入ってくれなかったが、こうも拒否されると意地でも一緒に入りたくなってしまう。悟空は有無を言わさずを横抱きにするとお風呂場まで急いだ。
脱衣所に入ると悟空はを降ろして、まるで逃がさないとでも言わんばかりにそのまま壁際に追い詰め、困惑しているにキスした。
「ん、やっ……は、ふっ……ぅ」
これ以上の抵抗は無駄だと知らしめるようにの口内で暴れながら、ブルマからもらったと言っていたワンピースのボタンをひとつひとつ確実に外していく。半分ほどボタンを外して肩に引っ掛かっていた服をずり下げれば、いとも簡単に床に落ちた。
「あっ……!!」
「逃げんなよ、」
下着姿となってしまったは反射的に悟空から離れるように後ずさりして胸の前で腕を交差させるが、追いかけるように悟空がの腕を壁に押し付けて自らの足をの足の間に割り込ませた。
「やぁんっ!」
ふいに悟空の大腿がのショーツに触れると、は腰を揺らして甘く声をあげてしまった。自分の出した声があまりに気まずくて、悟空の顔が見れない。
「おめえ……漏らしちまったのか……?」
「ち、ちが、う……」
「だってパンツびしょびしょだぞ?」
もうとっくに気づいていた。自分の子宮がだいすきな悟空の子種を欲しがり、物欲しそうによだれを垂らして悟空に触ってもらうのを期待しているのだ。子供みたいな朗らかな顔から一変して、本能丸出しの雄の顔をした悟空を見て欲情しないわけがなかった。
「悟空と一緒だよ……私のここも興奮したり気持ちよくなるとこんなふうになっちゃうの……」
なんにも知らない悟空のために、は羞恥心を押し殺して正直に自分の身体の構造を教えた。
「じゃあもここ触ったら気持ちよくなんのか……?」
悟空の太くて少し硬めの皮を張った指が浅ましく濡らしているショーツをやさしく撫でると、は先ほどの悟空のように腰をピクリと動かした。自分が気持ちよくなっているときと同じ反応をするに安心した悟空は、さらにの性器のかたちを確かめるように前後に大きく撫でる。自分とは大きく異なっているの性器に興味津々な悟空は、何回か強弱をつけて触れていくうちに女性器には割れ目と、その割れ目の上にこりこりとした粒のようなものがくっついていることがわかった。亀裂をなぞって豆粒を少し強めに押し潰すと、頬を真っ赤に染めて泣きそうな顔をしたが一際鋭く甘い声をあげ、悟空の指をねだるように腰を動かしていた。
「いてえ……わけじゃねえんだな?」
「ぅんンっ……そ、そこはあッ、く……!」
苦しそうだが気持ちよさそうにも見えるの表情にたまらなくなる。気がつけばまた男根は天を向いて膨張をし始めるが、今はそれよりものショーツの下でぬれぬれになった性器を自分と同じように気持ちよくしてあげたいという欲が勝っていた。
「なあ……このパンツじゃまだから脱がすな」
「ぁあ! だめぇ……っ!」
の制止の声よりも先にしとどなパンツを下ろすと、性器とパンツを結ぶように白っぽい液体が糸を引いていた。悟空はなにかイケナイものを見ている感覚を覚えながらもパンツを足首まで下げ、そのまま誘われるようにの性器に指を伸ばす。中央部の秘裂を同じように擦ればぐちゅりと悟空の指を汚し、そして上に辿っていけば先ほどの豆粒に当たった。
「っはぁん! だ、めって……言ったのに……」
「はは、オラ気づいちまったぞ……のだめはもっとって言ってんだな」
「ば、かあ……!」
「あと恥ずかしいとばか、って言うよな」
悟空がおもちゃを与えられた幼子のようなわくわくした顔で女の体を触るものだから、は自分がなにをされているのかわからなくなってくる。エッチなことなど興味もなく、ただ強くなりたいと思っていた悟空がだけには欲望を露わにし、男の顔へと変わっていく姿に胸の鼓動は早くなるばかりであった。悟空も又愛する女が自分を求めて甘ったるい声を出し、自分の手によって乱れ、とろけた顔で腰をぴくぴくと動かす様は雄の本能を揺さぶるには十分であった。言葉だけでなく行為でも愛情が伝えられるのは、が悟空に触れてくれてわかった。だからこそ悟空はにたくさん触れ、自分でもうまく抑えがきかないほどの愛を少しでも多く伝えたいと思う。
「、さっきみたいに教えてくれよ。オラを気持ちよくしてくれた時みたいに、オラもを気持ちよくさせてえ」
今の悟空はに対して愛情と欲望と少しの好奇心を抱いていた。こんな時悟空の素直で真面目な性格は厄介だ。なんでも吸収しようとする姿勢はにもあるが、悟空の場合それがエッチにも適用されてしまった。しかも相手は底なしの体力と、目覚めたばかりの性欲を持て余している。エッチに興味のなかった悟空を刺激してしまったのは間違いなくの存在であるし、子供を望むのならばいずれにせよ遅かれ早かれ悟空に教えなければならない。それに、女として愛する男に求められるのは最上の悦びである。
「ん……とりあえずお風呂いこっか」
「じゃあ脱げばいいんだな!」
悟空は善は急げとさっさと残りの服を脱ぎ捨てた。
羞恥を捨てて覚悟を決めたであるが、ぱっと顔を明るくして楽しそうな悟空を見ると、これから女の体を教えるのだという現実を忘れそうになる。
「のそれはどうやって脱ぐんだ?」
「え、と……このホックを……」
そう言っては悟空に背中を向けてブラジャーのホックを外し、肩紐を下ろして脱ぐと、そのまま脱衣かごに入れた。
「……前向かねえんか?」
「……私服片付けるから悟空先にお風呂行ってていいよ」
の雪肌を覆う布がなくなってしまい、ついさっき捨てたはずの恥ずかしさが足元からせりあがってきて、悟空に背を向けたまま壁と喋る。
「オラが片付けてやるよ。ほれ、足上げろ」
「やっ、ちょっ!? っうあ!」
「うわっ?!」
足首まで下ろされたパンツを取ってやろうと悟空がしゃがむと、びしょびしょに濡れた下着を触られたくないが逃げようとするが、足首のパンツと床に落とされたワンピースに引っ掛かってバランスを崩してしまった――お決まりなエロ展開である。
「うぅ……ん」
「いつつ……だから取ってやるって言ったんに……」
「ひゃあ! そこでしゃべんないで!」
「オラどうすりゃいいんだよ……」
このままだと悟空が頭をぶつけてしまうととっさに抱き締めたのだが、悟空の顔に胸を押し付けるような体勢になってしまって悟空が喋るたびに吐息が当たる。そのわずかな刺激でも今のの身体をむずむずさせるには十分であった。
「ごめんね……今どけっひゃあ!」
「っっ!? わ、わり……みてたらまたちんちんがこんななっちまって……」
悟空の顔から胸を離して体勢を整えようと後退すれば悟空の滾った肉棒がの愛液にまみれた襞と襞の間に収まりながらひと撫でしてしまい、お互いびくりと反応してしまった。は気まずい空気を誤魔化すように慌てて悟空から降り、手を引いて起き上がらせるとそのままお風呂場へ入った。
「やっとと風呂入れたな!」
「なんでそんなにお風呂入りたがるかな……」
できればひとりでゆったりとお風呂を堪能したいに、悟空の気持ちは理解できなかった。はぽつりと嘆きながら、悟空と向かい合わないように気をつけてお風呂にお湯をためようと蛇口を捻った。
「で、オラはどうすりゃいいんだ?」
「え、と……私その前に体洗いたいから、悟空も……」
「わかった! の体洗えばいんだな!」
「へっ!?」
悟空も自分の体洗って、というの言葉はなぜか気合を入れた悟空によって掻き消される。早速シャワーを手に取った悟空はに向けて蛇口を捻ると、まだお湯になっていない水を浴びてしまった。
「つめたっ!」
「わ、わりい!!」
「そんな焦んなくてもここまできたら私も逃げないよ……」
「これからにさわれるって思っちまうとどうにも落ち着かなくてよ……」
珍しく目に見えて焦っている悟空はシャワーを浴槽に向けて指先で温度を確かめ、優しく気遣うように今度こそにあたたかいお湯を浴びせた。一通り体を濡らしたを椅子に座らせ、悟空も向かい合うように床に膝立ちになると、まじまじとの体を観察してしまう。
「あんまりみないで……」
「の体、きれいだな」
「……っばか」
悟空に指摘された通り、つい恥ずかしくて口に出してしまったの言葉にますます悟空は笑みを深めた。やはりこれから厭らしいことを始めるとは思えないほど純真な顔でボディソープを手に出して目の前の柔肌に滑らせる。
「んっ……悟空、私自分で洗うよ?」
「なんでだ? 体洗いながらのきもちいとこ教えてくれるんだろ?」
本来であればは自分で体を綺麗にしてから悟空に色々と教えようかと思っていたのだが、当の悟空はといえば目の前のを自分の手で綺麗にし、尚且つ気持ちよくしてあげようと考えていた。こうなった悟空を止められないのは身をもって経験している。そうこうしているうちに悟空の手は肩から胸に移動していた。
「やわっけ……オラの体とぜんぜんちげえや」
「あ、あっ……ご、くう……」
「やっぱおっぱいきもちんだな」
「ひあ、ッは……ン……」
が胸に触られるとなんらかの反応を示していたのは記憶に新しい。今だって悟空が重たそうなの豊満な胸を下から上に持ち上げたり、円を描くように丹念にやさしく触れれば、目を細めてうっとりとした表情を浮かべている。むにむにとのまろやかな胸を揉みしだいていると、悟空の掌に硬いものが当たった。ただの好奇心で硬くなった桃色の突起を指先で触れると、は大袈裟に体を震わせた。
「んっんん! はぁッ、あぅ、ん……っ!」
の反応を窺うが、どうやら痛いわけではなさそうだ。すりすりと指の腹で突起をこねくり回すと、唇を噛みながら眉根を寄せて胸を突き出すようにぴくぴくと背中をのけ反らせた。ゆらゆら揺れるを支えるように悟空は背後に回り、ぴんととがった突起を軽く摘まんだり、引っ掻いたりしながらやわいの胸に指を沈める。
「ここがきもちいいんか?」
「ぅ、んっ……き、もち……」
「オラもきもちよさそうなみてっと……たまんねえ」
与えられる快楽に素直に従い始めたは悟空の雄を容赦なく追い詰め、気がつけば自分の下半身をボディソープでぬるぬるになったに擦りつけていた。も悟空に密着するように寄り掛かり、キスを求めるように熱を孕んだ視線を送れば、自然と唇が重なってお互いを求めるように舌を絡ませる。
「はあッ……ご、く……こっちも……」
深いキスの合間に胸に添えられた悟空の武骨な手を、今か今かと触ってほしくて疼く花芯までそっと導いた。悟空は誘われるまま硬く膨張して敏感になった肉芽を擦ると、またびくびくと腰を大きく揺らし、半ば逃げるように足を閉じようとするものだから、の片足を空いている手でがばりと開かせた。
「っああ……は、ずかし、よぉ……!」
「、おとなしくきもちよくなってろ」
悟空の手によって大胆に足を開かせられたはいまだに恥ずかしいと嘯き、悟空の手をどかそうとわずかに抵抗をみせるが、その反面自らいやらしく腰を揺らして悟空の指で気持ちよくなろうとしていた。快感と理性の狭間で乱れるに悟空がふっと笑みをこぼすと、の耳にぞわりと痺れが走る。
「ふあ……っ! み、みは……だ、めぇ……」
「そっか、耳もきもちよかったな」
「ぃ、あっ……だ、め……ッ!」
「のだめはもっとだろ」
いやがるに構わず耳元で喋り続けるものだから、いっそ悟空から放れようとするが、許すまいと悟空は全身をがっちりと密着させる。さらに強めに愛液まみれでぐちゅぐちゅになった肉芽に刺激を与えながら、耳輪を食んでべろりと全体的に舐めて舌先で穴をぐるりとひと撫でした。
「やっ、……ンあ、あっ! はっあん!!」
二か所同時に攻められたは今までの快感も手伝って、簡単に目の前がはじけ飛んだ。
「あっあっあぁあああっ!!!」
一際大きく甘い叫び声をあげたは肉芽から脳天に快感が突き上げていく衝撃でびくびくと背中を反らし、腰を小刻みに揺らして昇天してしまった。
「はあっはあ、っは……あ……っ」
「だっだいじょうぶか!?」
腰はまだひくひくと痙攣し、とろけるような倦怠感でぐったりと悟空に体重を預け、酸素を求めて荒く呼吸を繰り返すにさすがの悟空も心配になる。
「だい、じょぶ……」
「今の、どうなっちまったんだ……?」
「さっき悟空が白いのを出したときと一緒……きもちよくてイっちゃったの……」
ふにゃりと気だるげに笑うがやけに色っぽくて、また悟空の性器がどくりと脈を打った。それがにも伝わったのか、そっと悟空の男根に触れる。それだけで悟空は今すぐにでもの手を奪って、そのまま無茶苦茶に自身を扱きたくなる。
「ねえ、今度はふたりでイこっか……?」
はその場に悟空を立たせると、自分は悟空に背を向けて立ち上がって壁に手をついてバランスを取った。少しだけ足を広げ、その体勢のまま後ろを振り向くと、これからなにをするのか見当もついていない悟空と目が合う。
「悟空のを私の足の間に挟んでもらっていい…?」
「っっ!? いいのか……?」
程よく筋肉と脂肪がついたの魅惑の太腿は、ただ触れるだけでも気持ちがいいことは実際に触れて知っていた。まさかから誘ってくるとは思わず、まるで御馳走を目の前にしたときのように涎が出てしまう。そんな悟空の心情を表すように、悟空の分身もぶるりと震えて悦んでいた。
「ん……はやくきて……」
泣きそうに、そして恥ずかしそうに、消えそうな声で誘うようにまろいお尻をはしたなく動かすに、悟空は理性を失いかけていた。もはやはち切れんばかりに腫れ上がる悟空の男根はくっきりと割れた腹筋にくっつくほど硬く屹立していたが、なんとか前に倒しての足の間に差し込んだ。すぐにあたたかくてびちょびちょに濡れたの襞に包まれ、ぬるぬると滑りのよい太腿に締められると、それだけで射精してしまいそうになるが、なんだかもったいないような気がしてぐっと堪えた。
「は、ぁ……ご、くう……このまま腰を前後に動かしてもらっていい……?」
悟空はに言われた通り目の前の暴力的な快感をなんとか追いやって、の細い腰を掴んで腰を大きく前後に動かした。すると、追いやったはずの快感が更なる大きな快感となって悟空を猛追してきた。
「ふ、ッく…………きもち、な……っ」
「あっあっ! き、もちぃ! きもち、っあん……!」
悟空が腰を揺らすたびに摩擦での愛液とボディソープがぐちゅぐちゅと泡立ち、肉棒の先っぽがの肉刺にこりこりと当たるたびに射精感は高まるばかりであった。を気遣ってはじめは緩やかだった腰の動きは、もはや獣のように本能のまま激しく腰を振っていた。だがは嫌がるどころかきもちいと何度も譫言を啼いて、自らも腰を動かして快楽を求めていた。
「はっ、あんん! はげ、し……っ!」
「おめえが、ッ、かわいすぎんのが……わりい……っ!」」
「ひ、あっン!」
「ははっ……かわいいって、言うと締まん、なっ……!」
お互いの身体を喰らい尽くすように激しく腰を動かし、だんだんと絶頂に近づけていく。は襲いくる快楽に自然と全身に力が入り、足を交差させれば、それがまた悟空自身を締め上げて更なる快感へと導く。
「ごく、……す、っき……だい、すきぃ……!!」
「ああ……オ、ラも……愛してる……ッ!!」
「だ、め……っあ、あ゛、っあぁぁああ!!!」
「ぅ……、ぐ、ぁ……っっ!!!」
ごりごりと悟空の鈴口に花芯が嵌ったり擦れると、はもう耐えられなくなり、背中をしならせてイってしまった。の最後の締め付けで、悟空もまたびゅくびゅくと大量に精を放って盛大に壁を汚す。
「はぁ、は……はっ……」
息を乱して腰を抜かしてしまったを支えながらイスに座ると、とろりとは甘えるように悟空の胸にしな垂れかかった。
「なあ……」
「もう今日はおしまいだからね?」
悟空がなにか言う前には釘を刺す。先刻と違い、その声に甘さは含んでいない。
「オラまだなんも言ってねえよ」
「悟空の言いたいことは、下の悟空が私に訴えてきてるのよ」
いま出したばかりだというのに、もう復活しかかっている悟空の元気さに脱帽する。とて一般女性よりはるかに体力はあるが、慣れない快感に呑まれて今すぐ寝てしまいたい気分だった。悟空もと同じようにすべてが初めてなはずなのに、どうしてこうもピンピンとしているのだろう。悟空みたいなタイプは一度エッチの快感を覚えてしまったら、一気に性欲が爆発しそうである。いつでもどこでも激しく求めてくる絶倫悟空が容易に想像できた。意外と器用で頭がキレて、体の使い方だってお手のものの悟空は、きっとあくなき探究心で今日みたいにどんどんエッチになっていくだろう。はこれからも与えられるであろう、あの頭がおかしくなりそうな快楽にゾッとするような、子宮がきゅんとするような、そんな感覚に悩まされた。
「なあ、あと一回だけ!」
「悟空のあと一回が一回で済まされたことある?」
「オラもっとのこときもちくさせるためにがんばっからさ!」
「……ばか」
気づいたらお風呂のお湯は溢れていたとさ。