作者 | 門井亜矢 | 作者HP | ||
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掲載誌 | まんがタイムきららMAX(芳文社) | 単行本数 | 3巻(連載終了) | |
Wikipedia | 天然女子高物語 | |||
チャート | ![]() |
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内容 |
女子高を舞台に女子高生たちの日常を描く4コマ作品。 複数の設定のオムニバスのような作品だったが、2巻以降は東京の駅名を名字にしたグループの作品に固定された。 タイトル通り“天然”な“女子高生”が描かれ、日常や友人との何気ないやり取りから笑いを生み出す。 女性ならではの独特の目線と描き方で、思わず笑ってしまうような見事なネタと繊細なタッチが共存している。 作者はゲームの原画も行っているため、非常に完成度の高い絵も特徴。 心霊ネタがちらほら挟まっているが、無論怖いものではなく、それが笑いに繋がるようになっている。 全3巻ではあるが、1話あたりのページ数が少ない事(1話2ページのことも)と隔月連載や休載が多いことから、実は足掛け8年に渡る長期連載作品。 |
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感想 |
正直、1巻の時点での評価は上のチャートほどではありませんでした。正直、それほど高くなかったんです。 で、軽い気持ちで2巻を読んで・・・この評価です。 何と言いますか、キャラが確立されてからが強い作品とでも言いましょうか。 取り敢えず、「阿佐ヶ谷先生最強」とだけ言っておきます。 ツボに入りまくりです。この方の生き様そのものが。 この人のネタはどれもこれも見事に私のツボをクリンヒットします。 そして、その友人のみっちょんも・・・ なんて濃いコンビなんだ(ホント、このお二方はツボでした)。 作品全体に言えますが、変化球的な笑いが多いです。 ちょっとしたひとことで破壊力のある一撃を決める、そんなネタです。 あと、あるあるネタも時々あります(女子限定あるあるもあります)。 思わず共感して、「あ、こういうのって自分だけやないんや」とホッとしたり。 画力の高さと、萌え4コマとしては珍しい高い頭身を活かした構図やネタも大きな見どころです。 特に2巻P72やP97は、もう! そして、シュールであったり独特な感性のネタも多数(不動明王御真言をネタに使った4コマを、私は他に知りません)。 上でも触っていますが、心霊ネタもあります。 作者さんが元々ゲームの原画を描く人らしい(ゲームやんないんでよく知らないです)ですので、いわゆるサブカルチャーネタや腐ネタもちょこっとだけ。 というわけで、総括すると「凄く独特な作品」です。 画風も相まって、独自のワールドを展開しています。 あと、1巻P48で「超常現象=ユリ・ゲラー」・P60で初代ガンダムネタ(カイ・ミハル)P68の「ポチッとな」・P79の「ウォーリー」「マーフィーの法則」など、節々で世代を感じるネタも。 他にも2巻P10「ダミアン」・P35「ベンガル」・P54「ロッキーチャック」・P112「ウーパールーパー」 3巻P31「おでかけですか?」・P40「重いコンダラ」・P45「あの都市伝説」・P92「出てくる名前全て」 う〜ん・・・私も知らない世代のネタがちらほら。 可愛らしい画風と独特のネタのギャップ。そして時折心が温かくなるお話も。 非常にパンチの利いた作品です。 そして、話もネタも女性ならではの目線を活かしたものが多いです(女子のホンネ、とか)。 取り敢えず読まれる方は少なくとも2巻までは読んで下さい。 1巻の後半はオムニバス形式ですが、本作の本領発揮は山手線グループのお話ですから。 いや〜・・・この方のお笑いのセンスはまさにお見事です。 |
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雑記 |
3巻P28の「タラちゃんがデスノート」というのは、当時ごく一部で流行ったニコニコ動画のネタ動画です。 ま〜、作品に直接関係することではないので、あえてリンクは貼らないでおきますが、調べたら多分すぐ出てきます。 まあ、ホントに「ネタ動画」っていう感じの動画です。 |
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単行本 | 発売日 |
・1巻:2006年2月27日 ・2巻:2008年3月27日 ・3巻:2010年4月27日 |
●試し読み |
まんがタイムきららWeb:1巻 まんがタイムきららWeb:2巻 まんがタイムきららWeb:3巻 |
関連項目 | ●ジャンル | ・心霊モノ | ●チャート | ・感動 |
●データ |
・作品の舞台 ・誕生日 ・血液型 ・資格(普通自動車運転免許) |
●作品研究 |
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