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作品ID:2100
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並行世界

小説の属性:一般小説 / 異世界ファンタジー / 感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし / 連載中

前書き・紹介

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動き出す紫の仮面

前の話 目次 次の話

セージュ「さて…」
ラージュ「お?もう紫の仮面本人が動くのか」
セージュは紫の仮面で目元を隠す。細く笑った。
セージュ「えぇあっちにアリアがいるのなら厄介ですからね。私が
動くしかないと思いまして」
シャグラン「あまり甘く見てはいけない。ルーチェ・オネスト…
宝術を扱っている…」
シャグランは上半身を起こす。
セージュ「忠告、感謝しますよシャグラン」

奥の部屋に入ったアリアたち。
ディライト「…よぉ」
シェルム「なっ!?なんでヴァンパイアを殺さないの!!?」
ディライト「何でもかんでも敵を殺せば良いってもんじゃないぜ。
訳アリらしいからな」
ミザリーは人間と仲良くしたいと考えた。だが種族の関係上、人間の血を
飲まなければ生きることは出来ない。人間たちが襲われている事件は
そんなミザリーのために人間の血を集めている彼女の弟グロルが犯人だと
彼女は語る。そして数日前、彼女の元にセージュと言う男がやってきた。
アリア「セージュ、ですか!」
ミザリー「はい、その男は私たちに力を貸せと言ってきました。ですが
何か良くないことを考えている気がして断ったのです。それからグロルの
様子は可笑しくなりました…きっとあの男に何かを吹き込まれたんです!」
ミザリーは悔しそうな顔をする。刹那、大きな音と共に扉を突き破り
クラージュたちが壁に埋まった。扉の奥からは首を掴まれ引き摺られている
シェイム、首を掴んでいる男グロルの両手は真っ赤な血で染められていた。
ミザリー「…グロル、何してるの」
グロル「役に立たなかったから罰を与えただけだ…害虫をここで消すんだ」
アリアはルーチェの服の袖を強く握る。
アリア「あの人に強い術が…あの術は紫の仮面セージュの術です」
グロルがゆっくりと歩み寄る。鋭く伸びた爪を突き出した。

後書き

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作者:蘇芳彩羅
投稿日:2019/03/23 10:56
更新日:2019/03/23 10:56
『並行世界』の著作権は、すべて作者 蘇芳彩羅様に属します。

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