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八周年にあたって

4コマ業界も電子化が急速に進んでいることを感じた1年でした。
電子書籍はもはや当たり前になり、「言ったよきいちゃん!」など、これまでは本来ページ数が足りなくて単行本が出せなかったであろう場合でも電子ならそれに関係なく出すことができ、これまでの「最終巻が出ない問題」に一石を投じるのではないかと思いました。
 ※「言ったよきいちゃん!」2巻は全91ページで電子版のみ発売
また、Twitterやアプリでの配信、従来通りのWebページやPixiv、その他もろもろ。
形を問わない様々な方法で作品に触れる機会が増えています。
また、一度打ち切りになった作品がWeb上で人気を呼び、連載再開か?というところまで来ている「専門学校JK」もあります。
これもまた、現代ならではの新たな可能性です。
そして、近年の深夜アニメではラノベを原作とした作品が再び脚光を浴びていますが、それらの作品のスピンオフとして4コマ作品が生み出されることも多いです。
「OVER LORD」のスピンオフ「オーバーロード 不死者のOh!」
「転生したらスライムだった件」のスピンオフ「転スラ日記 転生したらスライムだった件」
これらがその代表でしょうか。
それぞれじゅうあみ先生と柴先生という4コマ界で実績のある先生方が手掛けており4コマとしての面白さはもちろん、作品愛に溢れているため原作ファンも納得の内容となっています。

そういった変化もあり、発表される作品の数というものは年々増えています。
従来の紙雑誌もあり続け、電子でものすごい勢いで作品発表の場が増えているので当たり前ですが。
そのため追うことが非常に大変であり、その中で自分のスタイルに合った4コマとの接し方も身に着ける必要が出てきているのではないかと感じます。
全てを追うことはできませんし、自分の気に入る作品をどう見つけ、どう追っていくのか。
あたし自身もまだまだ模索中です。
そして、これだけ発表する場が増え、まさに戦国時代となっている4コマ界で戦われている先生方には今まで以上に頑張っていただきたいですし、今まで以上にエールを送り続けたいです。
この激戦続く中で生き残るだけでも相当大変でしょうに・・・

そして、戦国時代といえば、房総半島の4コマ王・重野なおき先生。
これまでファミリー誌向作品を多数抱えられていましたが、徐々に軸足を「信長の忍び」に代表される戦国モノへと移し、ついに最後の「うちの大家族」までもが2018年7月号のタウンにて連載終了。
それによって「雀荘のサエコさん」を除く連載作が全て戦国モノになりました。
 ※「雀荘のサエコさん」以外の連載中作品は「信長の忍び」「軍師 黒田官兵衛伝」「真田魂」「政宗さまと景綱くん」があり、全て戦国モノ
旧来のファミリー作品のファンとしては寂しいですが、4コマ界での歴史/戦国ジャンルの第一人者となっている今のお姿は偉大だと思います。
4コマ界での「歴史/戦国」というジャンルをメジャーへと押し上げた最大功労者の1人といえるでしょう。

個人的なこととしましては、ぱれっとの2018年10月号の「氷室の天地」にて2度目となる偉人が採用されましたー!
以前も同作品の最強偉人募集で採用経験ありますが、今回が2回目。
「壱与」という卑弥呼の後継者が見事に採用♪
作品に直接関わらせて頂くという快感を再び味わうことができました。
ホントに、ホントにありがたいことです。

この1年は仕事/プライベートともに忙しすぎるくらい忙しく、ようやく最近それが落ち着き始めたところ。
それもあって更新頻度が今までになく落ちてしまっていましたが、4コマを“読む”頻度は変わっていません。
Twitterや漫画配信アプリなど、隙間時間で楽しむことができる手段が増えたことで、移動中なども4コマを読めることもあるのでしょう。
そういった中でレビューに至った作品も増えてきました。
このサイト、これから先どの程度更新していけるのかまだ不透明ですが、サイトを続けていくことだけは確実です。
まだまだ4コマとのいい付き合いは終わりませんよ!
そして、4コマとそれを生み出す先生方を褒めて褒めて褒め倒すスタイルも変わりませんよ!
だって、好きなものを好きやというのが大好きやから!
いよいよ本格的に10周年が視野に入ってきた「笑本」これからもお付き合いよろしくお願いします!

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