ウチで扱っている作品の中では比較的静かなタイプに属します。
それでいながらしっかりとしたオチ。
加えて『学べる』というステキ作品。
そして、個人的には「アニメと原作は別のもの」を最も痛感した作品でもあります。
なんでしょう、梶原さん(主人公)は完全に別人でしょう?
そして、この作品も長期連載という事で初期と現在の画風が大きく異なる作品。
でも、2巻に入るともう安定しているようです。安定するまでが早かったです。
この作品の舞台が九州なのは有名です。
特に麻生さんの博多弁がモロですが、実は麻生さん登場の前に「九州!」という主張があります。
P6の梶原さんのスケッチ、福岡の『志免鉱業所竪坑櫓』という超有名な建造物。
「重要文化財」にして「近代化産業遺産」なのです!
この時点で「九州!」と気付く方も多いのでは?
なお、麻生さんの登場はその次のページで、博多弁登場はさらに次のページ。
第1話から九州色全開でお送りしております。
個人的に博多弁って可愛くてちかっぱ好きです。
にしても、2巻P97左4コマ目の上野さんのセリフはもう凄い事に・・・
や、普通のセリフなんでしょうけど、他地方の人間からするとわからんごちょとよ?
この作品の大きな特徴として、「日常感」があります。
ええ、エピソードも当然そうです。
が、「新キャラクターが当たり前のように紹介もなく登場」がよくあります(部長に至っては初登場は1巻P15にもかかわらず、名前どころか彼が部長であることが判明するのは単行本では1巻P103.)。
なので、「いつレギュラーが固まったのか」が割と分からない作品。
準レギュラーの途中からの加入も多く、大所帯の作品。
美術部だけでも相当な人数で、その家族やクラスメイト。
果てはOB/OGとどんどん増えます。
美術部のレギュラーキャラについては1巻の時点でほぼ出揃っています。
唯一、2巻でケイトが加わるくらいでしょうか。
私のこの作品でのお気に入りは麻生さんとケイト。
このコンビ、最強です!
2巻P109でも「今の子知らんよ?」というセリフが飛び出します。
元ネタを知っていたり、この続きが言えたりする人ってどれくらいかな?
や、私も映像で見た事はないんですけどね。知識として知っているだけです。
正味な話、全く意味のない啖呵です。
あと・・・大庭さんはレギュラーとしてカウントしてもいいですか?2巻P122にて初登場です。
珍しくこの2人は「初登場!」という感じで登場したキャラクターでした。
日常をテーマにしているので、共感ネタも多いですが、特に共感してしまったのが2巻P83の「ものまね」。
はい、私も芸能は詳しくない方なので似ているのかどうなのか分からない事が多いです。
もうね、アイドルとかスポーツ選手とかになってくると名前を聞いても何をやっている人なのか・・・
サブカル方面も詳しくないですし、ホント4コマだけなんだなぁ・・・としみじみ。
自分自身ではギター/ボーカル/サックスを習っていますし、スポーツもスキーや弓道を。
でも、「やる」のは好きなんですが、「観る」のはあまり。
結果として趣味歴は長いのですがプレイヤーたちについては無知な事が多いのです。
んで、もう1つ特にお気に入りのネタは2巻P90左。カレンダーのネタです。
こういうシュールなネタ大好き♪