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スケッチブック - 9巻

初回限定版は「ミニ画集」が付いた特装版が同時発売でした。
これまでに表紙を飾ったイラストや単行本に挟まれたイラストなどがカラーで収録されています。
連載も10周年を迎える超長寿作品で、一般誌で4コマ作品が表紙を飾るなど異例の人気っぷりだったり、アニメ化したり。
その過程を見てきた皆様に是非とも手にして頂きたい1冊です。

さてさて、なんといっても10周年。
その第121話はお絵かきしりとり大会。このお話、すごく好きです。
全員マニアックすぎる・・・
そして、それ以上にそのマニアックさのレベルでの駆け引き。
あんたら・・・マニアックな知識豊富すぎる上に相手のことを理解しすぎ・・・
栗原さんはともかく、他の方も知識が偏っています。
その栗原さん、毎度のことながら博識すぎ・・・
P86では「いつものごとくややこしい話だけどいいの?」と発言。その『ややこしい話』をすらりと空で言えるあなたの存在が一番のファンタジー。
この作品ではホントに様々なややこしかったり難しかったりするお話が登場。
P102では「大丈夫!どうせきっと聞いてもわからない!」と。確かに『超ひも理論』は詳しく聞いてもよくわかんないです、はい。

そういえば麻生さんと上野さんって仲いいですね。
従兄妹とはいえ、普通に自宅で一緒にいたりしますし。
一般的な従兄妹ってそんなもん?
麻生さんはツッコミでもあるので「誰かとセットで」が基本ですね。
鳥飼さんと一緒に梶原さんにツッコんだり、ケイトのボケにツッコんだり、美術部全体でもツッコミはもっぱら麻生さんのお仕事です。
ケイトの場合は完全に狙っていますからね。P126でとうとう自白しましたし。P69でも「冗談デスヨ?」と言っています。
ケイトのボケ好きなんですよね♪
普段の絶叫形やわけのわからない発言、狙ったボケなどもあり、P112左とかのようなシンプルな一言もあり。
上記のP126では「意図してボケるにはベースとなる知識が必要」ということも証明しています。
この子はホントはすごく頭がいいんじゃ・・・
実際、安定して高いレベルのボケやツッコミを行うには「知識」と「頭の回転」が必須。

みなもちゃんは9巻ではお休み。そう、出番がないのです。
しかし、あとがきではレギュラー化の予感・・・
なんかもう、そのキャラのまま本編に出ちゃって下さい。

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