最強日常系4コマ作品です。
鳩のななせやハイエナジー、風の巫女などのネタもありますが、基本的には彼女達の日常が描かれる作品。
だからこそ、突飛なものではなく漫才やコントの様な凄く親しみやすい作品。
それが大きな魅力です。
で、その中で「非日常」の代表選手「ななせ」が初登場!
個人的にこの子のネタすんごく好きです。
まだ2巻では登場も少なく本領発揮ではない感じですが、次巻にてどんどん鳩離れしたスペックを披露していくことになります。
タイトルを中心に難解なネタは加速中!
そして、その代表でもある「カバディ」もこの巻に収録。
それらに関してはやっぱり『トリコロ解説コーナー』でどうぞ。
はい、セルフ宣伝でした。
通常こういう難解なネタは賛否両論。
ですが、この作品については私以外にも調べられてらっしゃる方がいたり、掲示板等でも話題になったり。
割と好意的に受け取られているというのが個人的な意見です。
「分からない!」という質問を見かける事はありますが、それをバッシングする内容はほとんど見かけませんし。
先生自身が直接的な表現を避けた結果の産物ですが、それがこの作品の最も大きな特徴の1つになっている事は間違いないでしょう。
背景や小物の描写も1巻よりさらに加速!
近年は画力のインフレや緻密な描写の作品の増加など、「ネタ以上に画力に注力」という作品が多いですが、当時としてはここまで描写力に徹底的にこだわった作品というのは4コマでは珍しかったと思います。
特にこの時期はキャラクターもデフォルメされ、可愛らしい感じの作品が中心でしたし。
加えてネタも凝ったものが多く、「完成度の高い作品」の代表選手。
人気が出るのも当然という感じです。
ですが、色々あって芳文社連載分はここまで。
連載はきらら2004年5月号まで続きましたが、収録は3月号まで。
その後、電撃大王へ移籍することになります。
というわけで、きららに掲載されながらも単行本未収録分が2か月分あります。