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あいたま - 5巻

あいちゃん、髪の色変えた?
実はカラーページの多くない本作。巻頭のカラーページも1〜3巻ではありませんでしたしね。
で、5巻ではカラーページがあるんですが、あいちゃんの髪の色がずいぶん彩度が高い気がしまして。
というか、1巻時点ではグレイッシュな彩度の低いピンク。むしろ第1話では茶髪に近いくらいでした。
この巻では完全なワインレッド。
まあ、全体的に色が濃い目だったので、印刷の都合かもしれませんが。
赤のような誘目色は違いが出やすいですしね。
にしても、カラーページは鼻血のためにあると言っても過言ではないと思います!
そして、髪形を変えたあいちゃんも新鮮でした。
新鮮といえば、校外の一般人が登場!
あいちゃんの前の学校の理恵ちゃんです。
取り敢えず、「太らない体質」はチートクラスの反則ですからっ!何度でも言いますが!
ホントにごくごく普通の子。明るい普通の女子高生。
何故でしょう・・・「普通」の人が登場して「新鮮」と感じてしまう子の状況・・・
みんな濃いキャラしてるもんなぁ。

一般人の友達蓮ちゃんとはみちゃん
あいちゃんの友達・理恵ちゃん(P36左1コマ目)最強の友人!(P106左4コマ目)

すっかりイジめられる役が定着の蓮ちゃん。
3巻の巻末で「蓮ちゃんを見てるといじめてやりたくなる」と女子からも言われるなんて言われていましたが、そりゃそういう立ち位置ですね。
なんでしょう、スタイルの事で嫉妬し、ついついイジめたくなり、それでいて構ってあげたくなるような感じでしょうか。
そんな蓮ちゃんはお姉さん。
メンバー中兄弟姉妹がいるのは蓮ちゃんと雪乃ちゃんだけ。
で、その雪乃ちゃんの兄初登場!
掲載誌もあるんでしょうが、先生の作品の中では群を抜いて男性キャラの登場比率が低いのが本作。
しかもこの手のキャラは珍しいですね。
ちょっとヒキコモリというか世捨て人風味。
芸術は感性の世界。そこがむき出しになるので繊細な人が多いそうで。
妹な雪乃ちゃんという新しい魅力。そして「唯一、身内でないのに久米さまを名前で呼べる存在」の兄。新鮮です。

掲載誌といえば糸子様のあいちゃんに対する慕情も百合に近い物がある気が・・・
孤立してしまっている中で普通に接してくれる人。その存在から憧れの存在になっています。
ちょっと盲目的なところもあり、やっぱそっち方面の感情なんでしょうか?
はみちゃんと蓮ちゃんは仲がいいですが、そういうのではなく完全に「心の通じ合った親友」という感じ。
こういう関係はホントに羨ましい限りです。

ネタとしてはやはりP66の2本で1セットのネタ。
1本目が無ければ成立しない2本目。それだけに2本合わせてのコンボは最強です。
その余波がP70でも。
そのページの右のネタも好きです。
なんでしょう、ホントにやってそうで怖い・・・

最後に、トピックスはやはりラストでしょうか。文化祭のアイドルユニット企画が動き出した件。
実際の文化祭は6巻ですが、企画がすでに動き出しています。
というわけで、リオ先輩初登場&鈴木さん再登場!
本格的な活動は6巻からです。

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