6巻では文化祭が大きなイベントとしてあり、それに向かって・・・という話が多かったですが、7巻では再び日常オンリーへ!
あいちゃんも相変わらず無駄にハイスペック・・・というか、廃スペック?
とはいえ、アイドル達の日常はイベントがいっぱいです。
バザーに始まり夏祭りにお泊りに尾行に・・・
その尾行を通じて、これまでどうしても皆とどこか距離を保っていた久米さまとあいちゃん達との距離が近づきます。
さらには今まで見せた事の無い表情(爆笑)など、彼女にとって大きな心境の変化があった様子。
表紙も飾ったとま吉も家出に講師に弟子入り騒動に大忙し!
狙ってボケるタイプの子はその裏で凄く努力しているもの。
普段はそれを感じさせずに、同じ道を歩もうとする人には手をさしのばして。
2人とも出番は多くないですが、しっかりとした見せ場がありました。
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廃スペックあいちゃん(P40右4コマ目) | | 距離の近づいた久米さま(P42右3コマ目) |
登場人物が多いのが特徴の1つでもある作品。
それだけにそれぞれメインを張れるのは1巻に1度・・・という感じ。
中心となっている主人公のあいちゃんやツッコミ役のひよちゃんはほぼ完全に固定。
レギュラーの樹里ちゃん・蓮ちゃん・はみちゃんも安定して出番が多いです。
冒頭で語った2人や準レギュラーたちはどうしても出番が多くないです。
それでも流石は師走ブランド。個性と存在感が強いです。
リサ達3人組の様にメインメンバーとのつながりが薄いメンバーもたまにの登場でもしっかりと存在感を残しています。
ある意味雪乃さんのお兄さんも存在感凄いです。
そしてこの人は「普段とは違う妹としての雪乃さん」という面を引き出す最高のスパイスでもあります。
ええ、あいちゃんはその度に鼻血ですよ。
出番もそこそこありながら、その出番があまり嬉しくない・・・という代表といえば秋沢先生?
いえ、読者が嬉しくないのではなく、ご本人が残念な出番という意味です。
安定の秋沢先生・・・
唯一の大人の準レギュラーということで、大人の限定的なほろ苦いネタの請負人。
時にはヘビーなネタも。
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一風変わった話(P93左3コマ目) | | 安定の秋沢先生(P110右4コマ目) |
メンバーとしてもネタとしても完全に安定した風格さえ漂う感じになってきた作品です。
元々4コマクィーンと称される実力の師走冬子先生。
個性が強いキャラのいる作品では「キャラを中心に作品が回る」という感じになりがちですが、この作品ではそのキャラ達の統率がとれて相乗効果が生まれている感じ。
その中で安定するだけでなくP89〜 のような「この作品ならではかつ、普段とは一風変わった話」も。
当たり前のようにアイドルがキャラクターの作品ですが、アイドルって本来はやっぱり雲の上の存在だなぁ、と認識。
そこに自分がいる、っていうこともついつい意識が薄くなりがち。
遊んだり悩んだりグレてみたり・・・
アイドル達の色々な面が描かれた7巻でした。
・・・ん?アイドルの仕事してない?(仕事してたのは秋沢先生を除けばリサや雪乃さんのお兄さんくらい?)