賑やかさそのままにさらなる変化を求めて。
兎に角印象的なのはこの「変化」だったのがこの8巻。
元々キャラ数も多いため、新レギュラー登場!という変化ではありません。その組み合わせや関係性の変化です。
特に後輩たちの活躍が多かった印象ですね。
後輩たちの関係性、後輩と先輩の絡み。
中学生たちの中で特に登場が多いのがリサ・糸子さま・カリンの3人。
やはり友人とも先輩ともよく絡めるというのが登場回数の多さの所以でしょうか。
そんなこともあってか、あいちゃんたちのクラス内で完結するお話はほとんどありませんでした。
賑やかな学校だぁ!
樹里&雪乃の友情も回を重ねるごとに深まっていて、雪乃さんの可愛い面も加速。
この2人、最初は上手くいくのかな?でしたが、もはや親友と言っていいレベル。
↓の引用画像でも分かりますように、「他の作品なら百合シーンの筈が、この2人だと純度100%の友情シーン」です。
同じセリフやシーンでも、師走冬子先生が描くことで完全無欠の友情となるのです!
そして、あいちゃんがありえない発言をしたり・・・
既存キャラや関係もますます魅力を増してますよっ!
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深まる友情(P10右4コマ目) | | まさかの宣言(その後・・・)(P79・3コマ目) |
とはいえ、新キャラもいます。あいちゃんの中学時代の友人。新キャラというよりもゲストキャラでの登場です。
・・・いやさ、一般人までスタイルいいって反則やないですか?いや、いいんですけど。
そんな中、奇跡のコラボ再び!
「花やか梅ちゃん」の梅ちゃんが1巻以来の登場です!
ファンにとってはこの上なく嬉しい演出。
このシーンで梅ちゃんが「妹ができて」と言っていますが、これが桃ちゃんでしょう。
この時点で高校2年生ですので16〜17歳(高校生の先輩と後輩が同時にいることから)。「花やか梅ちゃん」時点で梅ちゃんは26歳。
約9年後という設定になります。
「花やか梅ちゃん」時点で桃ちゃんは小学1年生なので6〜7歳。
微妙なズレはありますが、んまぁ、こまけぇ計算はどうでもいいんだよ。
なんといっても重要なのは「梅ちゃんが登場して桃ちゃんのことだと思われる発言をしてくれた」という事実なんですから。
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後輩たちも活躍中(P18右4コマ目) | | 何も言わなくても(P47左3コマ目) |
師走冬子先生作品と言えば強力なコメディが魅力ですが、心温まるエピソードももう一つの魅力。
今回は特にP47の「何も言わなくても伝わっている」っていうのが大好きです♪
くそぅ、いい先輩たちだ!
当然、コメディは衰えを知らずに驀進。
激しいネタが多いためか、静かなネタの存在感や破壊力がまた際立ちます。
P71「地味に気にしてるから」はタイトルも相まって傑作の1本!
今回は2度ひよちゃんの年齢イジリがあり、「本人が地味にダメージを受ける持ちネタ」になりかけ?
本人結構気にしてますしねぇ、多用はできないんでしょうけど(同様の経験されてらっしゃる方も多いでしょうし)。