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男爵校長 - High!

DS編とは打って変わって、再び「ただの」時代の様に賑やかな彼女達の日常がメイン。
DS編もべースはそうでしたが、シリアスなお話が多かったですからね。
ただ、最終ということもあり、これまでの伏線の回収や色々な物語の完結が終盤に一気にやってきます。
しかしながら、結局、月彦の研究については謎のまま。
DS編から色々伏線っぽいものがあり、物語上でも重要な内容だったのですが、内容は分からずじまいでした。
う〜ん・・・気になる。
先生のブログでも『「漫画の描写内では確定しなかった事」扱い』とのことです。
やはりネットで噂になっている「あの少女」の「惑星探査」のお話に繋がるのでしょうか?
2巻カバー裏ではウナ・ドナ・オクトナ・ノーナが一緒に出演していましたし。
む〜・・・不明です。

DS編からあった1ページだけコマ割りになる演出はHigh!でも時々使われます。
ただ、毎回では無く、演出として効果的な時に・・・といった感じです。

夜道を歩く影姿哲学的なセリフ
作中でうつりゆく人間模様(High!・1巻112右1コマ目)テーマは「青春」と「変身」(High!・2巻P117左2コマ目)

成長と恋、変わらなければいけない自分と変わらない友情。
全6巻という長い長い物語の結末。
上でも書いていますが、そこに向かって終盤は幾つもの物語が大きく動きます。
そして、DS編の感想でも書いたのですが、徐々に変化があることが作品の特徴。
(変化そのものや、そのための伏線が作品のそこここにちりばめられています)
その変化こそが彼女達の「成長」であり「変身」。
それを感じながら最後の1ページをもう一度読んでみて下さい。
きっとまた最初から読んでみたくなりますヨ♪

私もまた変化が好きで、それを楽しむ性分(だから色々と手を出しちゃう)。
この作品に惹かれるのは、そういう変化や成長をゆっくりと、丁寧に描いているからなのかもしれません。

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