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照子ちゃんは恥ずかしがり屋

作者 沼江蛙 照子ちゃんは恥ずかしがり屋
作者HP 沼日記
単行本数 1巻(連載終了)
掲載誌 まんがタウン(双葉社)
Wikipedia
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チャート
内容 女子高生・土師照子は恥ずかしがり屋。
ただ、その「恥ずかしい」のポイントが明らかにおかしくて・・・
日常系でありながら明らかに他とは違うボケをかましてくる沼江蛙先生イズム全開の作品。
「恥ずかしい」というただ一点を攻めた個性の塊のような作品であり、ゆえにオンリーワンの個性をいかんなく発揮している。

壮大な恥ずかしさ想像豊かな恥ずかしさ
壮大な恥ずかしさ(1巻P25・3コマ目)想像豊かな恥ずかしさ(1巻P37・4コマ目)

難解なネタや事前知識の必要な情報はなく、ただ一点の重要要素も「照子ちゃんは恥ずかしがり屋」というタイトルから理解できるという新設設計。
どこから読み始めても楽しむことのできる優れた作品。
感想 先生らしさがあふれ出て止まらない作品です。
この方は多分そもそもの脳の構造が人と違うんじゃないかというくらい個性的な作品を生み出してくださいます。
本作もそんな1つで、ネタのベースにあるのが「恥ずかしい」一つなんですが、そこからどうやればこれだけのパターンのネタが生まれるのでしょうか。
多くは「飛躍した考えに基づく恥ずかしさ」がネタになっています。
その飛躍の仕方が普通ではないのがこの沼江蛙先生らしさ。
先生でなければ思いつかないようなネタばかりです。

ピントのズレた恥ずかしさ新説の恥ずかしさ
ピントのズレた恥ずかしさ(1巻P38左4コマ目)新説の恥ずかしさ(1巻P70右4コマ目)

一般4コマ誌ということもあり、全体的に落ち着いた雰囲気です。
キャラも照子の異常な恥ずかしがり屋っぷりを除けば突飛な子はいません。
それでいてこれだけ個性を出せるというのは凄いですが。
また、前述ではありますがタイトルから設定がすぐに分かり、事前知識も不要ということですのでトップクラスの読みやすさです。
クセがないので誰にでも抵抗なく読める点も大きいです。
個性の強い作品でありながら誰でも読みやすいというのは本当に優等生作品ですね。
単行本 発売日 ・1巻:2016年10月22日 試し読み ソク読み:1巻
関連項目 ●ジャンル ●チャート 万人ウケ(高い)
●データ ●作品研究
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●作者別 ゲキカラ文化交流 ●各巻感想
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