アニメ化もされた超人気作。
元々は「ぎゅっと!」で連載されて・・・という変遷は別で語っているとして、
この1巻にはその「ぎゅっと!」分もしっかり収録されています。
当時はページ数も今とはちょこっと違ったんですね。
なにより、初期はあとがきでも語られていますようにかなり画風が今のものと違います。
でも、ここで幾つものこの作品の方向を決定させる設定や用語がふんだんに♪
その後、キャラットに移ってから画風が今のものに近くなりました。
実はぶちさん、初期も初期から登場。
そう、第1話の時点でキサちゃんの回想中にしっかり登場!
本格的な参戦はまだ先(2巻)ですが、連載開始時から設定がしっかりあったんですね。
イントロの『えがいて あ・そ・ぼ!』はアニメでもお馴染ですね。
今読み返すともれなくあのBGMが頭の中に流れる方も多いのではないでしょうか。
ちなみに、この時点ではキサちゃんは「GA」の事を「芸術科アートデザインクラス」の略だと思っています。
後のお話で(1巻P48)、「芸術科Aクラス」の略式名称だという事が判明します(1巻P42では上記の略称という事になっていますが)。
さらにちなみに、色彩1級は・・・ま〜、高校在学中に取れる人はよっぽどです。
複数のカラーシステムに理論、色彩文化やデザイン。実技試験もあります。
高校生でなくてもハードルがかなり高い印象です。
この作品に影響されてガチで色彩を勉強して2年以上かけて2級を取った乃凪いるかの所感でした。
楽しかったですよん♪(今も色彩系の他の資格を受けたりしています)
全然関係ないですが、この当時と今とでは検定の名称が違います。
元々は「ファッションカラーコーディネーター検定試験」だったのですが後に「ファッションコーディネート色彩能力検定」になりました。
そして、この単行本1巻が発売されたのは2006年10月なのですが、その年度から名称が今の「色彩検定」に変更。
非常に微妙なタイミングなのでした。
この巻での大きな特徴といえば色彩がに関するガチの内容がふんだんにネタに織り込まれていた事。
特に「ぎゅっと!」時代はその色が濃いです。
色彩の勉強に役立つものから美術あるある。そういった「この作品ならでは!」という感じでした。
そして、毎巻話の間で行われている美術小ネタ。この巻ではズバリ「色」について。
これ、ガチで役に立ちます。特に色に対するイメージ。
「黄色と黒でノダちゃん色 = 注意と危険」は頭から全く離れません。
キャラットにて連載再開後もしばらくはこの色彩学に役立つネタが中心。
アニメ化といえば「動く」「声がある」という所が注目されますが、この作品に関しては「フルカラー!」も注目ポイント。
色彩がテーマですからね♪
単行本もカラーページを完全再現。
カラーページの再現がこれほど魅力を持つ作品は他にはないでしょうね。