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Aチャンネル

作者 黒田BB Aチャンネル
作者HP bbblog
掲載誌 まんがタイムきららキャラット(芳文社)
単行本数 11巻(連載終了)
Wikipedia Aチャンネル
アニメ アニメオフィシャル
チャート
内容 軽く(?)天然なるん。そんなるんの事が大好きなトオル。
ちっちゃくてもるんのためなら学年の垣根もなんのその。
女子高生4人の等身大の姿を描く日常系4コマ漫画。
天然・幼児体型ツンデレ・関西弁・メガネ、とある意味スタンダード(?)な4人が主人公。
現代の萌え4コマを体現したような作品。
基本的に全員がボケとツッコミを兼ねているが、るんがツッコミになることはない。

2011年4月にアニメ化され、それに伴い有名作が揃うキャラットにおいて表紙を飾ることを許された数作品の1つに。
また、作者にとって初の単行本。
感想 多数のアニメ化作品を抱えるキャラット。本作もその1つであり、同誌を代表する人気作の1つでもあります。
原作とアニメが全く別物であるのは相変わらずで、アニメは笑いを放棄したいわゆる空気アニメでしたが、原作はしっかりと4コマ目でオトしてくれる「4コマ漫画」です。
ちなみに、作者さんの初の単行本ということもあり、1巻の初期は今のものと絵のタッチがかなり違い・・・というわけでもなく、なぜか最初の数ページのみタッチが違うだけで、1話の途中からほぼ今の姿になっています。
少なくとも、2話ではすっかり違和感なく今掲載されている画風に近い状態です。

キャラクターの構図がはっきりしている事とボケが分かりやすいことで、読みやすい作品に仕上がっています。
ネタの基本はるんの天然エピソードやトオルのユー子いじり。そうでなくてもユー子は基本被害者。
なぎは基本ツッコミですが、時々ピリリとしたネタを担当することもあります。
個人的に好きなのは、ユー子いじりとるんの奇妙奇天烈摩訶不思議奇想天外四捨五入出前迅速落書無用な思想と行動。
1巻P50左のネタは特に好きです。2巻P54もパンチが利いてます。
るんの天然っぷりはどんどん加速していきましたね。まるでギアが入ったかのよう。
お陰でかなりパンチの利いたネタも多く、アニメから入った人はびっくりしたんじゃないでしょうか。
時にはちょっぴりシュールなネタもあります。
見た目以上にコメディテイストが多くて楽しい作品です。

1巻の中頃からトオルのクラスメイトや教師たちも登場し、さらに賑やかに。
基本は学園モノらしく日常系のネタで、突飛なネタや非常識なお話は出てきません。
そのため、爆発力のあるネタもありますが、クスリとした笑いやほのぼのしたお話も多いです。
主にキャラクターの魅力やそれぞれの関係性を使ったネタです。
キャラや設定は萌え路線ではありますが、ネタにはあまりクセが無いように感じます。
無論、るんの天然エピソードなど、そっち路線もありますが、このクセの無さが読みやすさにも繋がっているんでしょうね。
作品として、いい意味での落ち着いてきた感もありますし、息の長い作品になりそうですね。

ちなみにチャートの「制服」の項目、エクストラが特に思いつかなかったので作者さんが好きだというのでこれにしました。
・・・何か思いつけよ、私。
雑記 かつて「まぐよん」という4コマ漫画専門の通販サイトがありましたね(もう閉鎖していますが)。
そこで「Aチャンネル」の描き下ろしが掲載されていましたが、それも単行本に収録されていますね。
今はもう無くなったサイトですが、流石に4コマ専門というのはニッチすぎたんでしょうねぇ。・・・って、うち(笑本)もやん!
単行本 発売日 ・1巻:2009年12月26日
・2巻:2011年3月26日
・3巻:2012年3月27日
・4巻:2013年2月27日
・5巻:2014年2月27日
・6巻:2015年3月27日
・7巻:2016年3月27日
・8巻:2017年3月27日
・9巻:2018年5月26日
・10巻:2019年10月25日
・11巻:2020年12月25日
●試し読み まんがタイムきららWeb:1巻
まんがタイムきららWeb:2巻
まんがタイムきららWeb:3巻
まんがタイムきららWeb:4巻
まんがタイムきららWeb:5巻
まんがタイムきららWeb:6巻
まんがタイムきららWeb:7巻
まんがタイムきららWeb:8巻
まんがタイムきららWeb:9巻
まんがタイムきららWeb:10巻
まんがタイムきららWeb:11巻
関連項目 ●ジャンル アニメ化
ロングセラー
●チャート
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●データ 関西のキャラクター
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