1. トップ
  2. レビュー
  3. きららキャラット
  4. ひだまりスケッチ
  5. 1巻感想

ひだまりスケッチ - 1巻

誰もが知っている萌え4コマの代表選手。
私が最初に触れた4コマ作品がこの「ひだまりスケッチ」でした。だからこそ、今なお4コマに情熱を燃やし続けているんだと思います。
最初に触れた作品がこの作品でなかったら、ここまで来ていなかったでしょう。
出会えてよかった。心の底からそう思います。

今やアニメをはじめとして様々な展開していますが、全ての始まりはこの1冊から。
きららキャラットの創刊以前、増刊号時代から唯一続く作品としてキャラットを支え続けているこの作品の歴史の1ページ目です。
最近この作品を知ったよ、って方もいらっしゃると思いますが、当初はひだまり荘には4人だけ。
そして、作品の代名詞となっている「へちょ絵」。実は初期は無かったんです。
「ぽい」のはあったんですが、徐々に今私達が知っている「へちょ絵」へと姿を変えていきます。
その変遷が見られるのはこの1巻だけっ!(P44辺りから徐々にへちょ絵が形成されていきます)
画風も今のものとずいぶん違います。なので1巻を読んでびっくりされる方もいらっしゃるかもしれませんね(この巻の後半でほぼ現在のものに近い画風に落ち着いています)。
んで、第1話のラストはゆのの入浴シーン。
これがアニメの各話のラストを締めくくる伝統のきっかけなんでしょうね。
あと、小さなことですがこの巻と2巻は目次ページがないので各話のタイトルが無いのです。
宮ちゃんプレゼンツの目次コーナーは3巻から。

喧嘩をしないことで有名なゆのっちと宮ちゃん。
でも、実はP18でゆのっちの物理攻撃炸裂しています(しかも鈍器)。
今読んでみると新鮮ですね。心の広いゆのさんにも譲れない事はある。
 ※3巻P94でも「宮子がゆのっちを敢えて怒らせてみる」でゆのっちのスケブでの攻撃が炸裂していますが
他にも雰囲気自体も後々とは若干違う所があるのも今読むと感慨深いです。
キャラを固めていく途中のためか、今の安定感のある作風と違いやや攻めた感じのある「ネタ」という感じのネタも多いですし。
そういう違いを楽しむのも一つです。
とはいえ、ベースにあるのは温かいひだまり荘のあの雰囲気。
先生の商業初オリジナル。画風も作風も今皆さんがご存知の温かいそれが作品を通して形になっていく。
その過程を是非是非楽しんで頂きたいです。
今の作風じゃ出てこないんだろうな、ってネタも幾つかありますよ♪

キャラクターは物凄く早い段階で基本メンバーが揃っています。
ひだまり荘の4人は当然ですが、吉野屋先生もP23で登場。
後の乃莉&なずな加盟が4巻中頃。それまでのメンバーが既にこの時点で揃っているんですね。

P12ではひだまり荘の過去の奇行が紹介されていますが、そこに「めんそーれ」の文字が。
これが後の5巻の修学旅行の行き先のお話とリンクしているのかな?(や、ただの偶然だと思います)

戻る