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ひだまりスケッチ - 5巻

この巻のトピックスといえばやはり3年生組の修学旅行でしょう。
同じ時間軸の3年生組と留守番組がそれぞれ描かれるという形でもありました。
実は3年生組単独のお話ってこれが初?
そして、3年生組といえば1年生組との絡みについて。
アニメではひだまり荘みんなで!というエピソードが中心ですが、原作では4巻の感想でも書いたように2年生組を中心として・・・という事が多いです。
そんなわけでP60では「まだゆっくりお話したことないから」という発言も。
なので、原作とアニメではそれぞれの関係性も微妙に違ったりするんですね。
考えてみれば2年生組はどちらともよく絡むんですが、1年生組と3年生組だけってことは無いですもんね。
とはいえ、6人全員でというエピソードも多く、この巻の後半では1年生組も「ひだまり荘のメンバー」が定着してきた感が出てきました。

P21「光と影」にて、なぜ宮ちゃんが「光」でゆのっちが「影」なのか分かりますよね。
念のために、3巻P85にて講評の貼り出し方が解説されています。
「上のほうが高評価」なんですね。

本当に関係の無いお話をします。
P12「隣人の存在感」の寝方、昔の中国の夫婦はこうやって寝たそうです。
以上、「孔明のヨメ。」特別編よりの情報でした。
はい、ホント内容に関係ないです。

ちょっとだけ関係のあるお話もします。
P84「江戸家なずな」。
このタイトルの元ネタは動物の声マネの名人「江戸家子猫」師匠です。
蒼樹先生・・・流石お笑い分かってますね!

この巻で一番「共感」したネタといえば・・・やはりP25「パンドラの箱」。
ありますよね、皆一つくらいは。
そして、ウケたネタはP37「寝る間際に」。
そう、やっぱりこの作品は温かくて優しい空気だけでなく、このインパクトがあるネタがあるからこそ大好き♪
お笑い至上主義を公言している私ですし、このサイトのテーマは「笑い」。
そんなサイトで「抱きしめたい程大好きな作品」としている所以がこの「4コマらしい4コマ」なんです。
空気だけじゃない。ネタも凄くしっかりしていてほとんどのネタがちゃんと4コマ目でオチを付けているんです!
あと好きなのはP78の「ヒロ耳アワー」とかはタイトルも好きです♪
作品にもよりますが、このタイトルが秀逸な作品って個人的にポイントが高いです。
センスが問われる所だけに、ここがしっかりしていると凄いなぁ、って。
あと好きなネタは同じ話のP81「製作者までも」。
はい、シュールなネタ大好物です。
「ひだまりっぽくて好き!」だとP114はどちらのお話もこの作品ならではで好きです。
あと、P115「胸に響く言葉」。
これは3巻P25の「過敏に反応」と同じタイプのネタ。
大好きなタイプのネタです♪
おおう、ネタ関係の話が想像以上に膨らんだ。

巻末でも先生ご自身が語られていますが、進級後のお話は季節が一度進むともう戻りません。
それまでは1年の中を行っては戻り・・・だったんですが、新入生の参戦に加え3年生組の受験。
戻らない季節の中で丁寧に描かれていくひだまり荘の1年。
いつまでも終わらないで欲しいと願うのは、私だけでなく沢山の方がそうなんでしょうね。

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