作者 | 石見翔子 | ![]() |
||
---|---|---|---|---|
作者HP | 183.5 | |||
掲載誌 | まんがタイムきららMAX(芳文社) | |||
単行本数 | 6巻(連載終了) | |||
Wikipedia | かなめも | |||
アニメ | StarChild テレビ東京 |
|||
チャート | ![]() |
|||
内容 |
身寄りを亡くした「中町かな」は、ひょんなことから新聞専売店に住み込みで働くことになる。 そこにいたのは、個性の塊のような同居人兼同僚たち。 日々学校に仕事に、かなとその周囲の人々の愉快な日常を描く新聞専売店4コマ。 初期は専売店を中心に、最近はかなの中学校での話も多くなっている。 勤労中学生かつ、本人自身も個性の多いかなが主人公のためネタの種類が広いのも特徴。 百合ネタやセクハラネタ、ロリネタが多分に含まれているため、人によっては受け付けない場合もある。 アニメ化もされ、それ以降MAXの表紙も度々飾っている。 この作品も原作とアニメで雰囲気がまるで違う作品の一つ。 ちなみに、時間経過は最初はいわゆるサザエさん時空で、3月に明確にリセットされた(記憶やそれ以外の設定は持ち越し)。 その後、4巻にて次の年に移行した(各キャラの学齢が1つ上がり、ひなたは大学に入学)。 タイトルは当初「かなのメモ帳」であり、これは作品自体が「かな視点」であることから。 実はゆめとゆうきが主人公で、かなは途中から参加する予定だったのが編集さんより「主人公のパンチが弱い」という意見があり、かなが主人公に。 「かなが知っていること以外は描かない」というスタンスで描かれている。 ※「TVアニメオフィシャルガイドブック かなめも 〜はじめての、アルバム〜」の石見翔子先生のインタビューより MAXを代表する看板作品ではあるが、2011年5月号より約1年休載。その後、2012年4月号より再開。 |
|||
感想 |
MAXの看板作品にしてきららのアニメ化作品の一つです。 ただ、現在は体調的なものなのか何なのか、休載が続いている状態です。 実はこの作品を最初に知ったのはアニメから。 まだ単行本派で、雑誌を全然読んでいなかった時代に4コマのアニメの噂を聞いて知ったのが初めて。 アニメを見た時の印象は、正直「イマイチ」でした。 で、その後原作を読んでみたら・・・「イイジャン!」に変わりました。 そう・・・この作品も「原作とアニメが全く違うタイプ」でした。 というか、原作の魅力である「ダークサイド・かな」が登場しない!(すいません、勝手に名付けました。フォースと共に) 他にも、上手い事を言おうとするかなや、特異な美的感覚の美華が描かれていない! アニメって、どうしてこう原作の面白いところだけをピンポイントでそぎ落として空気アニメにしちゃうんでしょうか・・・ 先生の他の作品を読んだことのある方ならお分かり頂けると思いますが、ベースは百合作品です。 新聞専売所が舞台で、それにちなんだ話が中心ですが、最近はかなの学校の話やそれぞれの日常にスポットを当てたお話が中心。 そのため、4巻で「新聞チラシ」がテーマになった時は「久々に新聞ネタ」という事をネタにしていました。 そういう「作品の中の人物が自分達が作品内にいることを自覚しているネタ」も時々出てきます。 んで、きちんと4コマ目でオチを付ける「4コマらしい4コマ」。 笑いを積極的に取りに来る作品で、結構(どころでなく)濃い目のネタが多いです。 また、いわゆる社会派的なダークなネタ、というのも多いです(と言いますか、ある意味この作品の醍醐味。「落花流水」にしろこの作品にしろ、MAXには良質なダークなネタを搭載した作品が・・・。しかもどちらも百合作品。)。 ハルカが絡むとほぼ無差別の百合・・・というかセクハラネタ(7歳〜15歳の少女限定)。 ユーキとユメが揃えばガチカプネタ。 ホント・・・濃いネタだぁ。 個人的に好きなのはやっぱり「ダークサイド・かな」かも。普段とは正反対の「美華相手だからこそ」のかなの一面。 2巻の後半からはハルカのあしらい方も覚えてきて・・・ 後はかなのクラスメイト達のお話。特にかなと美華をいじって楽しむ直、いいキャラしてます。 専売店に学校。実はメンバーこそ多いものの早い段階でレギュラーが出揃っており、特に専売店メンバーは第1話の時点から一切の入れ替わり無し。 それでいながら全く飽きのこない人気作なのはやはりキャラクターの魅力を最大限に引き出しているからこそ。 素晴らしい! 実はこっそりタイトルが非常に凝ったものが多いです。 内容を的確に表していたり、有名な歌になぞらえていたり、セルフツッコミだったり。 こういうセンスのあるタイトルを付ける方って、ホント尊敬です。 中学生を中心に幼めの女の子ばかりが登場し、百合かつロリ(ようじょ専門のセクハラ眼鏡な方もいるし)なので、万人ウケは難しいですが、そういうのが気にならない方でしたら安心して笑って頂けますヨ。 |
|||
単行本 | 発売日 |
・1巻:2008年8月27日 ・2巻:2009年3月26日 ・3巻:2009年9月26日 ・4巻:2010年11月27日 ・5巻:2012年12月26日 ・6巻:2013年11月27日 |
●試し読み |
まんがタイムきららWeb:1巻 まんがタイムきららWeb:2巻 まんがタイムきららWeb:3巻 まんがタイムきららWeb:4巻 まんがタイムきららWeb:5巻 まんがタイムきららWeb:6巻 |
関連項目 | ●ジャンル |
・アニメ化 ・百合モノ ・アルバイト ・中学生 |
●チャート | ・万人ウケ(低い) |
●データ |
・誕生日 ・血液型 ・身長 ・左利き |
●作品研究 |
|
|
●作者別 | ●各巻感想 |