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きらきらきら

作者 藤島じゅん 作者HP
掲載誌 まんがタイムきららMAX(芳文社) 単行本数 1巻(連載終了)
Wikipedia きらきらきら
チャート
内容 自堕落な漫画家とそのアシスタント、編集者らの日常をハイテンションに描く作品。
作者らしいデフォルメされたキャラクター達が誌面狭しと大暴れする非常に元気な作品であり、それと同時に漫画家と編集者のやり取りを描いたコミカルな人間模様を描く作品でもある。
主人公が売れない漫画家の「鴉丸」で、小さなアシスタント「あいし―」・編集者で鴉丸の友人「ぎが」・新人編集の「まどか」・売れっ子作家の「雪うさぎ」らが脇を固める。
良くも悪くも個性的な作品であり、リアクション&ハイテンションがウリの作品であるため、好みは分かれるかもしれない。

6ページ連載ではあるが、頻繁に休載や4ページ(時には2ページ)の場合があり、実は単行本化までに2年半が費やされており、作中でそれさえもネタにしている。
感想 きらら作品の中で、珍しく男性キャラメインの作品です。
MAXと言えば今は百合作品が目立ちますが、こういう作品が誌面を賑やかに飾っていた頃もあったんですよ。
まあ、きらら姉妹誌は時代と共に雑誌の色が変わっていくことも特徴の一つではありますが(キャラットは当初女性向けの色が強かったくらいですし)。
で、この作品は主人公だけでなくメインキャラの一人も男性。しかも出演率がかなり高いです。
そして、お二人とも20代後半。
お?登場人物の年齢的な点でもきらら作品としては珍しい作品かも。

この作者さんらしいキャラクター達とネタの賑やかな作品です。
漫画家さんをテーマにした作品は幾つかありますが、この作品はその中でも「プロ漫画家」をテーマにし、話のほぼ全てがそれを主軸にしたものです。
作者さんの最大の魅力であり武器であるデフォルメされたキャラクターとハイテンション、そしてみごとなリアクション芸が一体となり「こんな漫画家かおるんかい!」という楽しい作品に仕上がっています。
と言いますか、この方の作品は全て共通していますが、「この方しか描けない作風」がガンガンに出ています。
他の方が「似た作品」を作ろうとしても無理やと思います。
他にも「漫画家さんを描く作品」はありますが、やっぱ他とは違います。
と言いますか・・・もう、「読んで頂かないとこの作品の面白さは伝わらない」としか言いようがないです。
やはりこの方の作品はこの手の職業人をテーマにした作品が好きです。

毎度おなじみいるかの「好きな作品やから知って欲しくてWikipedia書いてます」のコーナーです。
登場人物についてはそちらに纏めております。
ウチのレビューと併せて見て頂けたら・・・ってことで。
雑記 連載のスタートは2005年1月号ですが、実は2004年11月号にそのプロトタイプとも言うべき作品が掲載されています。
タイトルは同じで、メインキャラ達は同じなのですが、設定や姿、名前も違います。
でも、勿論ノリは一緒です。
興味のある方はバックナンバーを探してみて下さい!
・・・ホント入手困難ですが。
さらに雑記 きららMAXでの連載終了後、タイムオリジナルとタイムスペシャルにて2008年12月号〜2009年9月号まで「4コマの星」と名前を変えて設定そのままに続編が連載されました。
残念ながら単行本化はされませんでしたが、同人誌という形でブログの再録や書き下ろしを加えて1冊になりました。
正直、入手は困難です。私も毎日網を張って1年以上かけて入手できました。
ちなみに書き下ろし部分では「マンガ家の収入」について主人公のからす丸をモデルにガチ計算されています。 あくまでも「からす丸の場合」です。他の人ではありません。ベ、別にモデルとかいないんだからねっ!
また、ブログ再録同人誌として「おたまか28」というのがあります(本作のキャラはブログでも活躍していました)。
両作品とも何とか入手できましたため「同人誌」にてチョロっと内容の紹介をしています。
単行本 発売日 ・1巻:2007年8月27日 ●試し読み まんがタイムきららWeb:1巻
関連項目 ●ジャンル ハイテンション
お仕事モノ
●チャート 万人ウケ(高い)
●データ 同人誌
資格(一般資格)
●作品研究
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●作者別 作者別作品一覧 ●各巻感想
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