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ことはの王子様

作者 渡辺純子 作者HP
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掲載誌 まんがタイムきららMAX(芳文社) 単行本数 2巻(休載中)
Wikipedia ことはの王子様
チャート
内容 「まゆかのダーリン!」のスピンオフ作品であり、元になった作品登場人物「八王子瀬乃緒」と、ちらりとだけ出てきた彼のメイド「逢坂言葉」をメインに据えた作品。
スピンオフではあるが、元の作品のキャラクターは序盤を中心にまゆかの姿や名前が出てくるくらいで、大きな繋がりはない。
なお、タイトルにあるように、せのおよりも、ことはを主軸に描かれている。
メイドメインの作品ではあるが、メイドの仕事というよりも、メイドたちのキャラネタや、ことはとせのおの関係性のネタが多い。
語弊覚悟で物凄く砕いて言えば、「メイドの格好をした女の子たちが多数登場する、セクシーシーンアリ・ショタアリ・百合アリのコメディ4コマ」。
2巻ではメイド成分が減り、エロス成分が増えている。
また、ラスト数回の扉では、作品を自虐する1コマネタが描かれることがあった。

2007年6月号より長期に渡る休載中。
感想 カバー裏での解説通り、「愛とメイドとエロス」の作品です(エロス成分は自己申告よりは少ないとは思いますが。後半はぐっと増えましたが。ええ、そうりゃあもう。)。
まあ、作者さんが元々エロス方面の作家さんだというのもあるんでしょうが・・・
そういうわけで、かなり攻めたジャンルの作品です。
単純に考えても、「メイド」「ショタ」「エロス」の3要素が主成分だという時点でもう一般ウケを初めから捨てている状態ですもんね。
途中から「どう見ても小学生に見えない奔放な女の子」や、「百合」要素まで。
キャラクターのほとんど・・・というか、全員が「そちら方面」の武器を必ず搭載しています。
ヘタすると、濃い作品の多いきらら系列の作品の中でもトップクラスの「狙った作品」かもしれないです。
で、私の場合はそういう主成分ではなく「ネタの面白さ」で好印象だったわけで。
相変わらず私らしいというかなんと言うか・・・

キャラの濃さや作中の役割がはっきりしているので、ネタにしやすい感じの作品です。
そのため、分かりやすいネタが多いです。
まあ、その「キャラの個性」というのが前述の「濃い要素」だったりするわけで。
幼稚園児に恋するメイド(成人)・デコでおじさま好きのメイド・“スタイル”“眼鏡”“百合”“セクハラ発言”の重装備メイド・態度は大きいが優しいショタっ子ご主人・やたら発育の早いエロス要員の女子小学生・言葉数の少ない褐色百合メイド。
以上がメインキャラクターです。
・・・これを「攻めていない」とすると、何を「攻めている」と言えましょうか。
いやはや・・・「きらららしい作品」なんでしょうね。

本作のスピンオフ元の「まゆかのダーリン!」は高校生の男の子と幼稚園児の女の子のラブ。本作は幼稚園児の男の子と大人の女性のラブ。と真逆のコンセプトとなっているんですが、どちらにしろ攻めた路線には変わりないですよねぇ(この方は「身長差萌え」「年の差萌え」がロマンの方です)。
ことははお酒が飲めるので二十歳以上で、せのお君が5歳。
最低でも15歳以上の年の差ですからね。
まぁ、愛があれば(クイズ!)年の差なんて(すいません、古〜いボケをかましてしまいました。復活しないかな、あの番組。あと、ことはは成長したせのおの姿を想像して赤面しているので、”小さいから好き”ではなく、彼そのものが好きなのでしょうね)。
あれ?でも、ことはは1巻P22右で「学校の制服」という単語を発しているんですよね。
二十歳以上で学生とすると大学生。大学に制服は無いから高校?だとすると・・・ダブり?若しくは家庭の事情?
・・・ま、漫画の世界ですから・・・

設定自体はマニアックですし、エロス成分がある(後半は特に)のですが、それ以上に「ほんわかする」作品です。
そして、時々ツボをついたような笑いが出てくるので好きな作品なんですよネ♪
単行本 発売日 ・1巻:2006年1月27日
・2巻:2007年5月28日
●試し読み まんがタイムきららWeb:1巻
まんがタイムきららWeb:2巻
関連項目 ●ジャンル ラブコメ
百合モノ
お嬢様モノ
スピンオフ
●チャート 万人ウケ(低い)
●データ スリーサイズ
休載中
●作品研究
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●作者別 まゆかのダーリン! ●各巻感想
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