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まゆかのダーリン!

作者 渡辺純子 作者HP
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掲載誌 まんがタイムきららキャラット(芳文社)(並行連載)
まんがタイムスペシャル(芳文社)(並行連載)
※初出はまんがタイムナチュラル(芳文社)(休刊)
単行本数 3巻(連載終了)
Wikipedia まゆかのダーリン!
チャート
内容 「松浦まゆか」は5歳の女の子。将来の夢は大好きなりょうお兄ちゃんのお嫁さんになること。
元気で純粋で恋に全力な女の子と、そんな彼女に翻弄されつつもまんざらでもないりょうお兄ちゃんこと「木村りょう」の温かくてほほえましい日々が描かれる作品。
二人の関係は「叔父」と「姪」であり、法的には結婚は出来ないが、作中では特にその事に触れることはない(序盤でちらりと触れる程度)。
まゆかの子供らしくもしっかりと「女の子」な言動とそれに翻弄されるりょう、そして二人の年の差・身長差が頻繁にネタになっている。
また、近年では珍しく「1本独立」タイプに近い作品(数本にまたがるネタと、独立したネタが混ざっている)。
また、終始設定やレギュラーの変更が無く、ベースとなる設定が分かっていれば(分かっていなくても)どこからでも読めるタイプでもある。

初出は「まんがタイムナチュラル」(1話目が掲載直後に休刊という悲劇)、その後「まんがタイムスペシャル」と「まんがタイムきららキャラット」にて連載。 単行本はきららコミックスとして出版された(そのため本サイトでもきらら作品としての扱い)。
作者にとって初の4コマの単行本(4コマ以外ではそれ以前にも出している)。

なお、本作のスピンオフ作品としてちらりと登場するまゆかの友人「せのお君」と彼の家のメイド「ことは」を主人公にした「ことはの王子様」という作品がある。
本作は完結しているが、そちらの作品は「休載」という扱いになっており、復活の可能性を残している。
また、連載自体は完結しているものの、最終巻である4巻はまだ出ていない。
感想 やはり「女性目線」で描かれている印象が強いですね。
だからこそ、きららの中でもやや女性向けの傾向のある作品がちらりほらりするキャラットでの連載だったんでしょうね(当時は今よりずっと女性読者を意識した作品が多かったです)。
「萌え」はやはり意識しているのは大きいと思いますが、それ以上に女性向けの設定も多くて。
まあ、何と言っても「身長差萌え」「年の差萌え」「禁断の恋萌え」の方は是非(2巻カバー裏で新田さんが「女の子はかわいいものが好き!禁断の愛も好き!!身長差萌え!!年の差萌え!!!」と叫んでいますしね♪男の子にはムズかしいかなー☆)。
17歳のりょうと5歳のまゆかちゃん。年の差も身長差も大きいです。
そして、叔父さんと姪っ子という関係。法的に、結婚出来ません。
う〜ん、女の子の大好物満載ですな。ええ、ロマンです。
個人的には2巻P37左が顕著ですが、「普通は逆やろ」っていう設定が好きだったりします。
それ以外にも、ちょっとした描写や演出も女性的です。
まゆかちゃんの「女の子らしさ」や、まゆかちゃんのパパ(優しくて家事万能で丁寧な口調で奥さんとラブラブ)なんかは特に顕著ですね。
まゆかちゃんの両親も、ものすんごいラブラブっぷりですし。

基本的に二人のラブラブぶりを愛でる作品です。
そのため、きらら作品で多いキャラの追加投入によるテコ入れがまったくありません。
初回から最終回まで基本的に同じメンツです。
凄いなぁ・・・
徹頭徹尾ラブラブな二人を心行くまでお楽しみ下さい♪

まゆかちゃんの純粋な言動に癒される作品でもあります。
こういう子供の柔軟な発想は、どうやったら描けるようになるんでしょうか(小さな子供メインの作品を読むといつも感じるのですが)。
あと、新田さんではないですが、二人のラブラブっぷりが何よりの見どころ。
ちなみに、私の一番好きなキャラは新田さんだったりします。
いや〜・・・ええキャラしてますわ(3巻P7・女の子に「大好き」と言われてこの表情・・・もう、この子の扱い最高!そして、この描き下ろし最高!P17〜からのキャンプも最高!)。

1巻P69の「ギャルみこし」という単語・・・やはり舞台は大阪?(大阪の天神祭の名物の一つです)
雑記 ちょっと特殊な作品で、何が特殊かというとその連載と完結。
「内容」で触れたように、当初はまんがタイムナチュラルで連載。
その後、ナチュラルの消滅によってまんがタイムスペシャルときららキャラットにて並行連載。
現在まで3巻が出ています。
3巻はキャラットの2006年11月号、スペシャルの2006年1月号までの内容です。
スペシャルの連載は2006年1月号までですので、全て単行本になっています。
ただ、キャラットではその後、2007年8月まで連載され(2007年5月号はお休み)、そこから休載。
約2年の時間を開けて2009年4月号〜6月号まで短期集中連載が行われて完結しました。
それと同時に、その年の夏に最終巻の発売予告がありました。つまりは単行本掲載分の確保の意味もあった短期集中連載。
・・・んが、最終となる4巻はまだ出ていません。
そう、とっても不思議な変遷を経た作品。
ん〜・・・4巻、出ないかなぁ。 一応、「単行本未収録」に纏めてみました。
単行本 発売日 ・1巻:2005年4月27日
・2巻:2005年12月26日
・3巻:2006年11月27日
試し読み まんがタイムきららWeb:3巻
関連項目 ●ジャンル 未単行本化作品
ラブコメ
スピンオフ
幼稚園・それ以下
●チャート 癒し
●データ 単行本未収録 ●作品研究
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●作者別 ことはの王子様 ●各巻感想
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ちとせげっちゅ!!
どの作品も「小さな女の子が年の離れた男性に積極的アピール!」が楽しい作品。
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